離れた場所から高さを測る「高さトラッキング」
三次元レーザー測定器 Leica 3D Disto には、測定機能、墨出し(位置出し)機能のほかに、補助ツール(ツールキット)があります。
ツールキットの一つ「高さトラッキング」機能は、
直接測ることのできない場所で、任意の基準からの高さを測ることが出来ます。
高さトラッキングの機能は、こんなときに役立ちます。
- 樹高など、直接測ることのできないものを概算で測りたい
- 概算でいいので、任意の基準点からの高さを測りたい
今回は、ツールキットの一つ「高さトラッキング」機能について解説します。
「高さトラッキング」で、高さ測定
3D Disto を起動する
Windows端末で「3D Disto」ソフトウェアを起動します。3D Disto本体の電源を入れ、PCとWiFiまたはケーブル接続します。
そしてレベリング完了を待ちます。
WiFi 接続ができない場合の対処法は、こちらのページをご参照ください。
3D Distoソフトウェア画面の「メニュー」→「アプリケーション」→「ツールキット」を起動します。
ポップアップが表示されます。ツールキットの測定結果は保存されませんので、ご注意下さい。
画面右側にツールキットのボタンが表示されます。「高さトラッキング」アイコンを選択します。
3D Disto で、パネルの高さを測定
ここでは、パネル下部の平面を基準点として、パネルの高さを測ってみます。
基準点を測定します。
測定した場所に、基準点のマークが表示されます。
ファインダーのクロスヘア(十字マーク)の中心を、高さを測りたい場所に移動させると、画面上部に、パネルの基準点からの高さが表示されます。
出来るだけ精度よく高さを知りたい場合は、画面右側の虫眼鏡アイコン「拡大/縮小」で測定場所を調整してください。
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