一定の高さに墨出しする:「レベリング」
三次元レーザー測定器 Leica 3D Disto には、測定機能、墨出し機能のほかに、補助ツール(ツールキット)があります。
ツールキットの一つ、レーザーを一定の高さに照射して、墨出しができる機能「レベリング」があります。
レベリング機能は、こんなときに役立ちます。
- 壁の同じ高さの場所に、金具を取り付けたい
- 塗装のためのマーキングをしたい
今回は、ツールキットの「レベリング」機能について解説します。
※ 3D Disto 起動時のレベリング(整準)とは異なる機能ですのでご注意下さい。
レベリング機能で墨出し:操作手順
Leica 3D Distoの測定準備
Windows端末で「3D Disto」ソフトを起動します。3D Disto本体の電源を入れ、PCとWiFiまたはケーブル接続します。
そしてレベリング完了を待ちます。
1.基準点をレーザー測定する
今回は玄関で、基準となる場所と同じ高さ(図中の点線)の別の場所に、墨出しをしていきます。
「メニュ」→「アプリケーション」→「ツールキット」を起動します。
ポップアップが表示されます。ツールキットの測定結果は保存されませんので、ご注意下さい。
画面右側にツールキットのボタンが表示されます。「レベリング」アイコンを選択します。
ポップアップに従って、基準となる場所にレーザーを照射します。
今回は基準の場所にターゲットシールを貼っています(図中矢印)。このポイントをレーザー測定します。
2.墨出しする
次のポップアップに従って、次に墨出ししたいおおよその場所にレーザーを照射します。
基準の高さと同じ、正確な場所に、レーザーが照射(点滅)されました。
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