X4

屋外用の最新レーザー距離計 Leica DISTO X4 を徹底解説!

2018年5月に新登場した「Leica DISTO X4」。
屋外用の最新モデルで、外での測距能力も抜群です!

世界初のレーザー距離計を発売して、今年で25年。
節目の年に発売されたLeica DISTO X4の特徴や魅力について、
たっぷりとお届けしていきます。

デジタルファインダー

Leica DISTO X4の大きな特徴のひとつである、
デジタルポイントファインダーについてご紹介します。

見え方

Leica DISTO X4は電源を入れるとすぐに、
デジタルポイントファインダーが表示されます。

デジタルポイントファインダーの最大の特徴は、
レーザーの見えない屋外でも、
ファインダーを見ながらレーザー距離測定ができる点です。

Leica DISTO X4は、ほかの屋外モデルと同様、
等倍(x1)、2倍(x2)、4倍(x4)への拡大ズームが可能です。

下の写真は、4倍ズームにしたX4(左)とD510(右)のファインダー画面です。

Leica DISTO X4は、ディスプレイの小ささを感じさせないほど、
鮮明に画像を映し出しています。

視差調整

近距離(10m前後)を測定するとき、
レーザードットの中心と、画面のクロスヘア(十字の印)の位置が
ずれて見えることがあります。

これはレーザー距離計の構造上の仕様で、製品不良ではありません。
そのため、S910以外の屋外モデルでは、
レーザードットの位置を目視で確認する必要がありました。
参照記事:ファインダー画面の十字とレーザードットの位置のずれ

Leica DISTO X4は、このずれ(視差)を自動的に調整します。

近距離であっても、レーザードットの中心と、
クロスヘアの位置は自動的に補正されて一致しており、
ファインダーを見ながら測定できます。

室内でLeica DISTO X4を、2~3mの至近距離に向けている動画です。
レーザードットとクロスヘアの位置にご注目ください。

耐久性

水やほこりに強い

Leica DISTO X4は、水やほこりに強い丈夫なモデルです。
過酷な現場での使用に耐えられるレーザー距離計として、
水や塵埃(じんあい)への耐久度をあらわす保護等級は、IP65です。

IP65がどれほどの耐久度を意味するのか、
下記ページで詳しく解説しておりますのでご参照ください。

disto-x4-truly-robust
レーザー距離計は防水?保護等級(IPコード)の解説レーザー距離計の展示即売会に行くと、よく聞かれる質問の1つがこちらです。 みなさんは「防水」と聞くと、どのような状態を想像...

DISTO X4を流水で洗い、そのまま測定できる様子を動画でご紹介しています。

 

高さ2mからの落下試験をクリア

レーザー距離計の故障で最も多い原因が、落下です。
注意していても、不意に落としてしまうことはよくあることです。

「他のモデルは、1m」からの落下テストなのに対し、

Leica DISTO X4 および Leica DISTO X3のみ、
「2mからの落下試験」を実施しています。

 

見やすい画面

Leica DISTO X4は、上位機種と比較するとディスプレイは小さめですが、
そのサイズを感じさせない、とても見やすいデザインに設計されています。

直感的なデザイン

電源を入れて「FUNC」ボタンを押すと、
全ての機能がシンプルなアイコンで表示されます。

やりたいことが直感的に見つけられ、すぐに作業を始められます。

機能一覧 設定一覧

弊社で実施した調査でも、「視力の低下」が毎日の仕事に
影響していると感じているユーザーが圧倒的に多いという結果が出ています。
大きなアイコンにしているのは、そういった背景もあるのです。

画面の自動回転

Leica DISTO X4は、本体の向きに合わせて、画面が自動的に回転します。
この機能は、Leica DISTO X4 / X3だけの新機能です。

もう、測定画面を見るために顔や体を無理に傾ける必要はありません。

回転しないように画面を固定することも可能です。
DISTOの向きに合わせて瞬時に回転する様子を、ぜひ動画でご覧ください!

※ 画面の自動回転機能ができないとき・・

DISTOの「FUNC」→「設定」で、下図左のように、
自動回転のアイコンがグレーアウトしている場合、
DISTO本体のファームウェア・アップデートをお試し下さい。

自動回転機能が有効になると、下図右のように表示されます。

 

ファームウェア・アップデートの方法については、こちらの記事をご参照ください。

ファームウェア・アップデート : Leica DISTO X4 & X3新製品のレーザー距離計 Leica DISTO X4 および X3は、 不定期で本体のファームウェア・アップデートが公開されます。 ...

機能

離れた所から高さを測る(高さトラッキング機能)

離れたところから、高さを測りたいときに使うのが「高さトラッキング機能」です。ピッピッと2回測定するだけで、斜距離と傾斜角から、高さを瞬時に計算します。

  • ビルの屋上にある看板の高さを知りたい。
  • 建設途中で、設計どおりに正しく施工できているか確認したい

こんな時は「高さトラッキング」機能が役立ちます。

※ DISTO X4 の「高さトラッキング」機能は、2018年9月頃のファームウェア・アップデートにより使用可能となる予定です。

一定間隔で位置だしする(ステイクアウト機能)

直線上で、壁から等間隔で位置だし(墨だし)をしたいときに使う機能です。壁からの距離や、間隔の設定ができます。

DISTO X4のステイクアウト機能では、ディスプレイにDISTO本体の現在位置や、次の位置だしポイントまでの距離などがリアルタイムでグラフィック表示されるようになりました(下図左)。位置だしポイントが近づくと画面が切り替わり、位置だしのポイントを示す赤い矢印が数値とともに表示されます(下図右)。

DISTO X4を使って、壁沿いにステイクアウト機能を使っている動画です。測定中の画面の解説もあります。

直線状のものがない場所でステイクアウト機能を使うときには、レーザー墨出し器 Leica Linoを使う方法があります。こちらの動画では、レーザー墨出し器 Lino L2で床にレーザーを照射した状態で、ステイクアウト機能を使っています。

DISTO X4によるステイクアウト機能の使い方については、下記ページにて詳しくご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

stakeout_ステイクアウト
壁から等間隔で位置だしする(ステイクアウト機能) レーザー距離計 Leica DISTOシリーズには、ステイクアウトという機能がついています。 でも、意外と知られていな...

足し算引き算機能(ペインター機能)

面積を測るとき、除外したい部分を引き算したり、足したい部分を足し算できる機能です。

  • 部屋の床面積を測りたいが、柱の出っ張り部分を差し引きたいとき。
  • 部屋の全ての壁の総面積を知りたいが、窓やドアの部分ば除きたいとき。

こんなときに、ペインター機能が役立ちます。全体の面積をメモして、窓の面積をもう一度測って、最後に電卓で計算・・という煩雑な作業は、もう必要ありません。

下記動画では、DISTO D2を使って部屋の壁・床・天井の合計面積(窓の部分を除く)を測っています。

水平距離測定

DISTO本体からの水平距離を測ることができます。斜距離と傾斜角から、水平距離を自動で瞬時に計算するので、以下のような場合でも、水平距離を測ることができます。

  • 室内: 棚やモノがあって壁が隠れており、壁までの距離が測れない
  • 屋外: 塀やガラス戸があって、奥の建物までの距離が測れない

水平距離測定については、こちらの記事でも解説しております。

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2点間距離測定

Leica DISTO X4の特徴的な機能の1つが、2点間(P2P)測定です。
三次元座標により、離れた場所から、2点間の距離を測ることができます。

この機能を使えば、高さや幅を2回の測定だけで行えます。
リフォームの見積や、手の届かない場所の測定が、
2mm@2m、5mm@5m、10mm@10mの精度で簡単に行えます。
(P2P = Point-to-Pointという意味です。)

※ Leica DISTO X4を使った2点間距離測定は、
本体を専用アダプターDST 360に取り付けることで可能になります。

よく使う機能を登録する

よく使う機能を「お気に入り」として、DISTO X4本体に登録し、
すぐに起動できるよう表示します。登録できる機能は2つまで。

設定画面の星形アイコンを押して、登録したい機能を選択します。
電源をOFFにしても、登録は残ります。

機能について知りたいとき

これは何の機能?そんなときは、画面右下の「?」アイコンを選択します。
知りたい機能を赤枠で選択し、「DIST」ボタン右側の四角マークの
ボタンを押してください。

何をする機能なのか、わかりやすいイラストで表示されます。

アダプター「DST 360」と使う

Leica DISTO X4 / X3の発売と合わせてリリースした、
画期的な専用アダプター「Leica DST 360」。

Leica DST 360には、水平角・鉛直角センサーが搭載されており、
レーザー距離計で測定した距離と、アダプターが検知した水平角・鉛直角を用いて、
測定箇所を3次元座標に変換します。

このしくみを活かした機能をご紹介します。

2点間距離測定(Point to Point, P2P)

  • 任意の2点間の距離を測りたい。
  • 正面に行けない場所にある看板の幅を測りたい。
  • 地上から、屋根の長さや傾斜角を測りたい。

 

こんなときは、2点間距離測定が役立ちます。
Leica DISTO X4に、専用アダプター「Leica DST 360」を
取り付けた場合のみ、2点間距離測定が可能になります。

測定の前にレベリング(整準)を行うことで、
高さ、水平距離、傾斜角も瞬時に測定できます。

スマートエリア(面積測定)

離れた場所から、垂直面や傾斜面の面積や周長を測定できます。
1回の測定で、最大30点まで測定可能です。

Leica DST 360については、こちらでも詳しく解説しておりますので、
合わせてご覧ください。

Leica DISTO X4 / X3 専用の3次元計測可能なアダプター「Leica DST 360」レーザー距離計 Leica DISTO X4/X3に取り付け、 任意の2点間や、3次元測定を可能にするアダプター「Leica DST ...

アプリ「DISTO Plan」と使う

測定した値をメモする、図にする、CADで使えるデータにする・・
これらの作業が、現場での測定と同時にできるアプリが新登場です!

お持ちのスマートフォンやタブレットにダウンロードして、
測定しながら記録できる、画期的なアプリです。

詳しくは、こちらをご覧ください

レーザー距離計アプリ「Leica DISTO Plan」で出来ること新製品のレーザー距離計 Leica DISTO X4 / X3 の発売にあわせて公開された、 専用アプリ『 Leica DISTO P...

 

アプリとアダプターDST360を一緒に使う

平面図の作成(メジャープラン)

複雑な形をした部屋、物が置いてある部屋、広い部屋の平面図を測りたいとき。測定場所を何回も移動することなく、一箇所から測定できる機能です。

  • 角が隠れて見えない場合でも、壁面の辺の交点を計算して表示します。
  • 高さが異なる点を測定しても、平面図として記録できます。

 

壁面の測定(ファサード)

建物の壁面を測定して、立面図を作成できる機能です。

  • ドアや窓の位置も測定できます。
  • 角が隠れて見えない場合でも、壁面の辺の交点を計算して表示します。
  • 画像ファイル(JPG/PDF)やCAD用のDXFファイルとして出力できます。

壁面を測定し、DXFデータを出力する流れを下記動画にてご紹介しています。

Windowsと使う

Leica DISTO X4で測定した値を、Windows端末に転送したり、
ソフトウェアから、DISTOに測定指令を出すことができます。

DISTO transfer(専用ソフトウェア)

DISTO transferは、Windowsへ測定値を転送したい時に使う、
専用ソフトウェアです。
たとえば、以下のような測定や転送をすることができます。

  • 測定した値をExcelやテキストに転送
  • 一定間隔で自動測定をして、その値をリアルタイムで転送
  • Windowsから測定指令を出す
レーザー距離計 Windows PCソフト「DISTO transfer 6.0」の概要これまで、Bluetooth版 / WLAN版 とに分かれていた 無償ソフトウェア「Leica DISTO transfer」が一本化...

 

キーパッドモード

専用ソフトウェア「DISTO transfer」を使用せずに、
タブレットやスマホ、Windowsに測定値を転送する方法があります。

”キーパッドモード”という名称で、読んでいます。
たとえば以下のような時、キーパッドモードが役立ちます。

  • 自社開発のソフトウェアへ値を転送したい
  • 専用ソフトウェアを使わずに、値を転送したい

こちらの記事で、キーパッドモードの使い方をご紹介しています。

keypad_w10_s910
ソフトを使わずに、レーザー距離計の測定値をWindowsへ送る!(キーパッドモード)レーザー距離計 Leica DISTO X3 / X4 / D810 touch / S910 の4機種は、専用ソフトウェア「DISTO...

サイズの比較

Leica DISTO X4の寸法は、屋外モデルの中では最小です。
一般的な500mlペットボトル、D510(写真左)と並べてみると、
X4のコンパクトさがお分かり頂けることでしょう。

片手で操作できる、かさばらない大きさ。
建築現場でもストレスなく使えるよう設計されています。

機種 寸法 重量
DISTO X4 132 x 56 x 29 mm 188 g
DISTO D510 143 x 58 x 29 mm 198 g

 

ファームウェア・アップデート

ファームウェア・アップデート : Leica DISTO X4 & X3新製品のレーザー距離計 Leica DISTO X4 および X3は、 不定期で本体のファームウェア・アップデートが公開されます。 ...

カタログ

マニュアル

Leica DISTO X4のマニュアルは、次の2通りの方法で閲覧・ダウンロードいただけます。

QRコードから

Leica DISTO X4に同封されている「Quick Start」冊子の、
QRコードを読み取ってください。

言語を選択すると、DISTOのマニュアル画面が表示されます。
画面左上の「三」マークをタップして、参照したい項目を確認できます。

ダウンロード

Leica DISTO X4のマニュアル(PDF版)はこちらから閲覧・ダウンロードできます。
(画像をクリックすると、PDFファイルが開きます)

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Leica DISTO X4の価格

■Leica DISTO X4
Web掲載価格:54,972円(税込)

【同梱物のご紹介】

 

■Leica DISTO X4 および Leica DST360パッケージ
Web掲載価格:154,440円(税込)

製品のご購入について

レーザー距離計DISTOシリーズは、ホームセンターをはじめ、
インターネットや家電量販店でお取扱いがあります。

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