3D Disto

レーザー距離計3D Distoで墨出し:一定間隔で、床や壁にレーザー照射

3次元レーザー測定器 Leica 3D Distoで、

『CADやCSVで作ったデータで、墨出しをする』手順をご紹介します。

墨出しができる!三次元レーザー測定器3D Disto

ライカ レーザー距離計シリーズの中の最高峰「Leica 3D Disto」。
その機能は、大きく分けて3つあります。

  • 測定
  • 墨出し(位置だし)
  • データの保存&出力

墨出し(位置出し)とは、工事の進行に必要な線・形や寸法を、現場で表示(マーキング)する作業のこと。この表示をもとに壁に穴をあけたり、金具を打ち込んだりするため、失敗の許されない正確性が求められます。

3D Distoで、床や壁に墨出しをするとき用いるのが「プロジェクター機能」。本機能には、二通りの方法があります。

  1. 格子状や網目状の一定間隔でレーザー照射する
  2. CADデータを作ってインポートし、任意の場所にレーザー照射する

電気工事業で天井に墨出ししたいという場合や、建築業で広いホールの壁などに一定間隔で印をつけたい場合は、格子状 / 網目状にレーザー照射する方法が適しています。

今回は、1の「格子状や網目状の一定間隔でレーザー照射する」方法を詳しく解説します。1の方法については、下記ページで詳しく解説しておりますのでご参照ください。

三次元レーザー測定器で墨出し!作成したデータで床や壁にレーザー照射する3次元レーザー測定器 Leica 3D Disto を使って、 CADやCSVで作ったデータで、墨出しをする 手順をご紹介します。 ...

3D Disto の準備

今回は、弊社エントランスの天井に、格子状に墨出しをしていきます。

Windows端末で「3D Disto」ソフトを起動します。3D Disto本体の電源を入れ、PCとWiFiまたはケーブル接続します。そしてレベリング終了を待ちます。

墨出し範囲の設定

レーザー照射による墨出しに入る前に、作業する範囲を設定します。

「メニュー」→「アプリケーション」→「プロジェクター」を選択します。

今回は水平な天井に墨出しをするので、「水平面」を選択します。床面の場合も同様です。用途に応じて選択して下さい。

作業範囲において、墨出しの基準となる点、ラインなどの目印となる箇所を何点か測定します。

 

測定が終わったら、チェックボタンを押して完了します。今回は基準点を4箇所とっています。

 

墨出し間隔・配置の設定

墨出しの方法を選択します。今回は「グリッドモード」を選択します。

「新規設定」を選択します。2回目以降の作業では、最後に使用した測定値を使用することもできます。

墨出ししたい間隔(縦列の幅・行列の幅)を入力し、配置の方法(格子状/網目状)を設定します。

墨出しの間隔と配置方法を確認し、「OK」ボタンを押すと、墨出しする点(青丸)の集合体が表示されます。

基準点との位置合わせ

墨出しに入る前に、基準とした点と墨立しする点の位置合わせをします。
位置合わせには二通りの方法があります。

  • 基準点と、墨出しする点を合致させる
  • 基準点と、墨出しする点の2点間の距離を編集する(数値入力)

ここでは、ある基準点と合致させてみます。

合致させたい2点を選択して、画面左下の「合致」ボタンを押します。

2点が合致し、墨出し点の位置が移動しました。

合致させたい2点の「現在の距離」を編集することで、合致させることもできます。

参考:表示の倍率を変更する

データの表示倍率を変えたいときは、画面左下のスケールをタップします。ポップアップが表示されますので、バーを動かして、1x, 2x, 4x, 8x, 16x, 32x まで倍率変更できます。

バーの一番左側を選択すると、画面に合わせた倍率に自動設定されます。

3D Distoで墨出し

いよいよ墨出しをします。

墨出しをする点を選択すると黒丸になります。DISTボタンを押すとレーザーが照射され、墨出しされます。

墨出しした場所にレーザーが照射され、点滅します。

次の墨出し場所へ移動する時は、青丸をクリック(タップ)するか、画面右側のボタンを使って移動します。

機能:リモートコントローラーで操作する

付属品であるリモートコントローラー「RM100」を使って、墨出しの指示を出すこともできます。ぜひご活用下さい。

 

墨出しを終了するときは、右側のホームボタンを押します。墨出しした場所を測定データとして保存・出力することもできます。

機能:2点間の距離を確認する

ダブルクリックで選択することで、任意の2点間の距離を確認することができます。

まとめ

今回は、3D Distoを用いて、「一定間隔」「規則性のある配置」で墨出しをする方法をご紹介しました。墨出しをスムーズに行うためのポイントは以下のとおりです。

  • 墨出しの基準となる角、ラインなどを基準点にとっておくこと
  • 墨出しに入る前に「基準点との位置関係の確認」「位置合わせ」をしっかり行うこと

下記の動画では、同じ方法で壁に墨出しをしていますので、あわせてご参照下さい。

製品のご購入について

レーザー距離計DISTOシリーズは、ホームセンターをはじめ、
インターネットや家電量販店でお取扱いがあります。

また、企業で購入される場合は、機械工具・計測機器関係の商社、
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