3D Disto

3D Disto の座標の決まり方

3次元レーザー測定器 Leica 3D Distoは、測定した点をすべて3次元の座標情報に変換します。ここでは、座標軸がどのように決定されるのか、解説いたします。

ここでいう座標とは、X軸(水平方向)、Y軸(奥行き)、Z軸(高低差)が、それぞれ直角に交わる座標系のことをいいます。

Z軸は、レベリング完了で決定

3D Distoの電源を入れると、まず本体が回転し、水平をとります。「レベリング」「整準をとる」と言います。

これが完了すると、機器の水平が確保されるので、Z軸が決まります。

「チルトセンサー」と呼ばれるセンサーが内蔵されており、±3° の範囲内であれば、傾いていても自動で補正し、水平を確保します。

最初の2点で、X-Y軸が決定

次は、実際の測定に入ります。3D Distoは、最初に測定する2点でX-Y軸が決まるようになっています。実際の座標値は、例えばこんな感じです。

1点目:(X,Y,Z)=(0,0,0)
2点目:(X,Y,Z)=(1,0,2)

1点目は(X,Y,Z)=(0,0,0)、2点目は、Y座標が “0” になります。もちろん2点目が、1点目と同じ高さであれば、Z座標もゼロになりますが、とにかく2点目のY座標はゼロになります。

これで、X-Y軸が決まり、Z軸はこの軸に直交しますので、X-Y-Z軸が確定となります。

では、実例を元に、ソフトウェア画面を見ながら、解説します。

下記のように、パネルの両端を測定してみます。わざと傾けてあります。

まず、1点目を測定した画面です。画面には点1のみが、3D Distoの正面に表示されています。

次に、2点目を測定すると、画面では下記のように右肩上がりのラインになります。傾いている様子が分かります。

画面上の数字のバーをクリックすると、2点目の情報が出てきます。座標値は、下から3つを見てください。

  • X座標=0.83m右へ行き、
  • 奥行きのY座標=0.00m、
  • 高低差であるZ座標=0.81m上へ移動、となっています。

上記の通り、Y座標が ”0” となっていますので、これで軸が決定されました。

パネルの4隅を測って、測定箇所を上から見てみます。1点目と2点目がX軸になっていることがわかります。

1点目のデフォルト座標を変更

1点目の座標は、最初の設定で(0, 0, 0)になっています。この1点目の座標のみ、任意の値に変更することができます。X座標(東)、Y座標(北)、Z座標(高さ)のそれぞれの設定値を入力し決定します。

注意点

1点目と2点目の間隔は、「10cm以上」とってください。10cm以下の場合は、3D Disto本体と1点目の測定点が軸となります。

資料

3D Distoの座標軸の決まり方については、下記資料に記載しています。合わせてご参照ください。
(画像をクリックするとダウンロードできます)