PSCマーク

経産省による、レーザー距離計の試買テスト

PSC_logo

今年も、経済産業省による消費生活用製品の試買テストが実施されました。PSC適合製品を対象とした市場調査です。レーザー距離計も試買テスト対象に選ばれています。弊社製品は Leica DISTO D110が選択され、無事、適合判断となりましたが、不適合の製品もあったようです。

本法律の対象製品を販売する事業者は、経産省に届出をします。適合と判断されるということは、この届出事業者が法的義務を適切に履行していることを確認した、ということです。

今回は、PSCマークについて簡単におさらいした後、試買テストの結果をご報告します。

試買テスト結果については、下記をご覧くさい。
参照: 平成28年度消費生活用製品安全法の規制対象品試買テスト結果の概要

PSCマークとは?

PSCとは、消費生活用製品安全法『Consumer Product Safety Act』の頭文字をとった呼び名で、一般消費者が使う製品の安全確保を目的に定められた法律です。対象製品を日本国内で販売する場合は、本法律の定めるルールを守らなければなりません。

経済産業省のウェブサイトに掲載されている「消費生活用製品安全法の概要」冒頭には、下記のように書かれています。

この法律は、消費生活用製品による一般消費者の生命又は身体に対する危害の発生の防止を図るため、特定製品の製造、輸入及び販売を規制するとともに消費生活用製品の安全性の確保につき民間事業者の自主的な活動を促進し、もって一般消費者の利益を保護することを目的として、昭和48年に制定されました。

参照:消費生活用製品安全法のページ(経済産業省)

一般消費者が使う製品で、この法律の対象となった製品は、「PSC」というマークを製品に表示することが、法律で求められています。

2種類の区分

対象製品は、外部機関の検査が必須の「特別特定製品」と、自己確認で構わない「特定製品」の2種類に区分されます。レーザー距離計は、検査必須の「特別特定製品」のなかの「携帯用レーザー応用装置」に該当します。

経産省の明確な見解

レーザー距離計の低価格化が進むにつれて、ホームセンターやインターネットから、簡単に購入することができるようになり、購入される方が、プロから一般ユーザーへと広がっています。そのため、レーザーの安全性については、これまで以上に大きな関心となっています。

経産省の見解も非常に明確になり、2017年6月22日に、「消費生活用製品安全法に関する質問について」として、ホームページに公開しています。そこには、下記のように書かれています。

レーザー距離計については、「主として一般消費者の生活の用に供される製品」であれば、「消費生活用製品」に該当し、同法に基づく特定製品(携帯用レーザー応用装置)として、規制の対象製品となる。

「主として一般消費者の生活の用に供される」についても、下記の通りわかりやすい見解を出しています。

事業者が、その事業を行う際に使用する場合以外のすべての場合をいう。したがって、事業用途に使用することを目的に設計・製造された製品であっても、主として一般家庭の使用が見込まれる汎用性がある製品や、一般家庭で使用されることが前提で販売・広報されている製品などは、対象となる。

参照: 経済産業省 製品安全課 消費生活用製品安全法に関する質問について 平成29年6月22日

しかし現在、多くのインターネットやホームセンターで販売されているレーザー距離計は、PSCマークがないまま、一般家庭での使用を想定し、販売や広報活動がなされています。

経済産業省の試買テストは、本法律が守られているかどうかをチェックする目的で、毎年定期的に特定製品を購入し、製造または輸入業者の自主的な安全活動を促進するために、実施されています。

レーザー距離計とPSCマークについては、下記に詳しく解説しています。よろしければ、ご覧ください。

PSC_logo
PSCマークって、何?レーザー距離計 Leica DISTOシリーズの機能に関する問合せと同時に多いのは、 「レーザーは危なくないのですか?」 「レー...

試買テストの結果

今回、対象に選ばれたレーザー距離計は、5製品。弊社のLeica DISTO D110は、前述の通り、適合と判断されています。各製品ごとの判断結果は、経済産業省より発表されている下記文書、P.8をご覧ください。

参照: 平成28年度 消費生活用製品安全法の規制対象品試買テスト結果報告書

不適合と判断された製品は、どうなるのでしょうか?

試買テストにおいて検出された基準に適合しない事案については、当該届出事業者において適切に是正し、再発防止対策を講ずるよう指導するとともに、その内容を公表します。結果の公表は、情報を広く共有化することによって、類似事案の未然防止を図るなど、届出事業者における自主的な安全確保活動の向上を促進するために行うものです。

(引用: 平成28年度消費生活用製品安全法の規制対象品試買テスト結果の概要)

参照: (別添資料)不適合が確認された製品の詳細

まとめ

ここ数年で、レーザー距離計の市場は大きく拡大しました。価格も下がり、多くの方にライカ ディストシリーズを手に取っていただく機会が増えたことは嬉しい限りです。

レーザー距離計の購入にあたっては、製品の機能や価格だけでなく、このPSCマークの有無についても、ぜひチェックしてみてください。レーザー距離計を製造、輸入、販売する弊社のような事業者にとっても、レーザーの安全性、法令遵守という観点から、非常に重要な基準になっています。

製品のご購入について

レーザー距離計DISTOシリーズは、ホームセンターをはじめ、
インターネットや家電量販店でお取扱いがあります。

また、企業で購入される場合は、機械工具・計測機器関係の商社、
測量機器の代理店でもお取扱いがございますので、
御社のお取引企業へお問い合わせください。

レーザー距離計の在庫やデモ機がある店舗、
3D Distoやレーザー墨出し器Linoの見積依頼をお考えの方はこちら。