防水のレーザー距離計をお探しの方は、Leica DISTO X310がいいのか、それともD510がいいのか、迷うところだと思います。そうでなくとも、両機種には価格差があるため、どこが違うのか?という疑問を持たれる方は多いと思います。大きな違いは、2つ。
その2. アプリ対応か否か
下記内容で、詳しく解説していきます。
大きな違い
デジタル・ポイントファインダーの有無
『レーザー距離計の選び方』でも強調していますが、使う場所が1つの重要な判断基準です。
室内で使うのか、外でも使うのか。
外で測る場合は、デジタル・ポイントファインダー搭載のD510をお使いください。太陽光の影響で日中はレーザードットが見えませんので、この機能がないと、どこを測っているか全く分からないためです。
アプリ対応か否か
D510は、Bluetoothを使ってスマートフォン・アプリに測定値を転送することができます。これまで手書きで紙に書いていた現地調査の測定メモを、アプリ上で作成することができます。
・ カーテン、窓、建具、外壁などの寸法を、写真の上に転送(値が自動で飛んできて、書き込まれます!)
・ 図を書いて、線上に寸法を転送
特に写真の上にメモする方法は、測り残しがないか、一目瞭然であること、後から見返した時に測定場面がイメージできることが良い、とたくさんのフィードバックを頂いています。
使い方は、『レーザー距離計 専用アプリ DISTO sketchの使い方 第一歩』をご覧ください。とても簡単です!
対応アプリは、『レーザー距離計Leica DISTO が使えるアプリ 3選』をご覧ください。
お手持ちのスマートフォンがアプリのシステム要件に対応しているかどうか、ご購入前に合わせてご確認ください。
X310とD510の共通点
両機種とも、チルトセンサーという360°の傾斜角を測定できるセンサーを搭載しています。これにより、斜距離と傾斜角から水平距離を算出したり、高さを算出したりすることができます。
機能は同じですが、結果の見え方が異なります。水平距離測定の結果表示画面を比較してみましょう。
D510はカラーの液晶画面です。レーザーオンの状態は、左上のアイコンと赤いラインで分かります。数字はくっきりとした太字です。
※解像度が低いカメラで撮影した画像のため、若干ぼやけていますが、肉眼では、もっとクリアできれいに見えます。
X310の画面はこちらです。D510と表示内容は一緒ですが、アイコンや数字のフォントが少し違います。
X310のみ!2mからの落下テストクリア
X310は、レーザー距離計 Leica DISTOシリーズの中で唯一、2mからの落下テストをクリアしている機種です。他はすべて1mです。水やホコリへの耐性に加えて、落下の衝撃にも強い丈夫なモデルです。
レーザー距離計の故障原因で最多なのが、落下による破損です。よくモノを落としてしまう方に、おすすめです。
この”丈夫さ”について詳しく知りたい方は、『レーザー距離計 Leica DISTO – ロバスト性 (堅牢性)?』をお読みください。Leica DISTO X310について、詳しくはこちらをご覧ください。
弊社HP: Leica DISTO X310
D510はカラー液晶画面
先ほども触れましたが、D510の画面は、カラー液晶です。画面サイズは、X310より縦が1cmほど長いだけですが、見やすさは格段に違います。機能はアイコン表示になっていますので、どんな機能なのか一目でわかりますし、忘れた場合でも右下の?ボタンを押せば、簡易図が表示されます。
良く使う機能を2つ、トップ画面に登録することができます。ワンボタンで測定を始めることができますので、機能ボタンから毎回呼び出す必要もありません。
Leica DISTO D510について、詳しくはこちらをご覧ください。
弊社HP: Leica DISTO D510
補足 : 防水について
“防水”という言葉は、実をいうと定義があいまいです。小雨の中で使うのか、水道で洗えるほどなのか。詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
レーザー距離計DISTOシリーズは、ホームセンターをはじめ、
インターネットや家電量販店でお取扱いがあります。
また、企業で購入される場合は、機械工具・計測機器関係の商社、
測量機器の代理店でもお取扱いがございますので、
御社のお取引企業へお問い合わせください。
レーザー距離計の在庫やデモ機がある店舗、
3D Distoやレーザー墨出し器Linoの見積依頼をお考えの方は、
下記をご参考になさってください。