3D Disto

三次元レーザー測定器で墨出し!作成したデータで床や壁にレーザー照射する

3次元レーザー測定器 Leica 3D Disto を使って、

CADやCSVで作ったデータで、墨出しをする 手順をご紹介します。

墨出しができる!三次元レーザー測定器3D Disto

3次元レーザー測定器 Leica 3D Distoは、測定に加えて、墨出し(位置だし)ができます。「プロジェクター」機能を使うことで、レーザーを壁や床に投影することができます。

こんなケースはありませんか?

  • 機器や製品を設置する際、置く場所を床にマーキングしたい
  • 床、壁、天井に取り付ける金具の位置に印をつけたい

こんなとき、図面を見ながらレーザー墨出し器と巻尺を使い、時間も人手もかかっていた位置出し作業が、Leica 3D Disto 一台で出来ます。

墨出しの方法は2通り!
3D Disto「プロジェクター」機能

プロジェクター機能には、二通りの方法があります。

  1. 格子状や網目状の一定間隔でレーザー照射する
  2. CADデータを作ってインポートし、任意の場所にレーザー照射する

今回は、弊社エントランスの床面を例に、2.の「データを作って、レーザー照射する」方法を詳しく解説します。1の方法についてはこちらをご覧ください

3D Disto 墨出し用データのインポート

墨出しするデータの準備

まず、インポートしたいデータを準備します。
データ形式は、下記を参考に作成してください。

  1. ファイル形式: CSV、DXF(AutoCAD2013以前に順ずる。)
  2. データ: x-yの2次元データ(点および線のデータ)
  3. 基準線: 現地とデータを整合させるための基準線(または基準点2点)と、可能であれば目印点1点を含むこと
  4. データ容量:2MB以下
  5. 位置出し点のみのシンプルなデータ

DXFデータのバージョンについては、以下の表を参考にしてください。

  • AutoCAD12
  • AutoCAD13
  • AutoCAD14
  • AutoCAD2000
  • AutoCAD2004
  • AutoCAD2007
  • AutoCAD2010
  • AutoCAD2013

基準線の入ったデータの例です。ここでは測点1、測点2を結んだものが基準線です。

DXFデータについては、資料で詳しく解説しておりますので、あわせてご覧ください。

  • DXFとは?
  • インポートに適したDXFデータとは?

資料のダウンロード

墨出し用データのインポート

次に、データをソフトウェアにインポートします。デスクトップには、3D Distoソフトをインストールした際に2種類のショートカットが出来ています。

  • 3D Disto : 3D Disto本体を操作するソフトウェア
  • 3D Disto Data : データをインポート/エクスポートするためのファイルフォルダ

「3D Disto Data」アイコンをクリックし、Importフォルダを選択します。

インポートしたいデータを「Import」フォルダにコピーします。

今回インポートするデータを見てみます。
基準線を用いて4隅の点(×の部分)を墨出しします。

データを使って、3D Distoで墨出し

3D Ditso 起動

PC上で「3D Disto」アイコンを起動します(ソフトウェア起動)。

3D Disto本体の電源を入れ、PCとWiFiまたはケーブル接続します。
そしてレベリング終了を待ちます。

今回は床面に墨出しをするので、
「アプリケーション」→「プロジェクタ」で「床面」を選択します。

位置を合わせるための基準線の測定

床面で、基準線となる2箇所(測点1、測点2)をそれぞれ測ります。
今回はあらかじめ、付属のターゲットシールを貼っています。

測点1に照準を合わせたら、PC画面の左側にある赤いボタン「DIST」を押し、
測定します。測点2も同様に測定します。

測定し終わったら、右側の「チェック」ボタンを押します。
これで、基準線が測定できました。

データの合致

ここからは、床面で測定した基準線にインポートしたデータを合致させて、
墨だしの位置を決めていきます。

「IMPORT」を選択します。

インポートしたデータを確認したい場合は、「目」のアイコンをクリックしてください。
測定したデータの単位が一致しているかを確認することもできます。

データを確認したら「閉じる」ボタンを押し、「チェック」マークを押します。

すると、画面にデータが表示されます。インポートしたデータは青色、
先ほど測定した基準線は灰色です。床面に墨出しをするために、これらを合致させます。

合わせたい点をそれぞれ選択し、右側のアイコンバーのボタンをクリックします。

2つのデータが合致しました。「チェック」ボタンを押します。
ここから墨出しの作業に入ります。

参考(1)インポートしたデータと測定したデータの合致作業

今回は合致ボタンのみ使用しましたが、
インポートしたデータの向きによって下記ボタンで調整してください。

参考(2)表示の倍率を変更する

データの表示倍率を変えたいときは、画面左下のスケールをタップします。

ポップアップが表示されますので、バーを動かして、1x, 2x, 4x, 8x, 16x, 32x まで倍率変更できます(左図)。バーの一番左側を選択すると、画面に合わせた倍率に自動設定されます(右図)。

 

 

 

 

墨出し

墨出ししたい点を選択し、「DIST」ボタンを押します。すると、自動で選択した位置にレーザーが照射されます。

今回選択した「点3」の場所を、ファインダー画面に切り替えて見てみます。

床に墨出しされました。

「点3」の場所にマーカーを張っておきます。他の点も同様に墨出ししていきます。

全ての点の墨出しが終わりました。

設計データどおりの墨出しが出来ています。

 

注意点:墨出しは10m前後で!

今回のように、特に床面で墨出しをする場合、
距離が伸びるとレーザードットが大きくなります。

下の写真は、水平距離17mの床面にレーザー照射したときのものです。
誤差の原因となりますので、半径10mを目安とお考えください。

動画で確認する:3D Distoで墨出し

今回の作業の一連の流れについては下記動画でもご覧いただけます

 

参考ページ

インポートするデータがなく、一定間隔の配列で墨出しをしたいとき

レーザー距離計3D Distoで墨出し:一定間隔で、床や壁にレーザー照射3次元レーザー測定器 Leica 3D Distoで、 『CADやCSVで作ったデータで、墨出しをする』手順をご紹介します。 墨...

 

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