3D Disto

墨出しが出来る三次元レーザー測定器 3D Disto:プロジェクター機能」とは?

ピンポイントで墨出し可能!
3D Disto プロジェクター機能

三次元レーザー測定器 3D Disto の「プロジェクター」は、その名のとおり、レーザーを床や壁などに投影する機能です。

たとえば、

  • ライトを取り付けるために、天井に印を付けたい
  • 壁に階段や棚を取り付けるために、墨出しをしたい
  • 製品や機械を設置するために、床に墨出ししたい

という場面で活躍します。

3D Distoは、距離と水平/鉛直角度が測定できる機械のため、
ピンポイントで必要な場所をレーザーで照射することができます。
冒頭の写真はイメージで、実際はレーザードットが1点1点照射されます。

レーザー照射方法は、2種類あります。

  • 一定間隔での規則性がある場合の方法、
  • 自在にデザインしたデータを3D Distoに読み込む方法(インポート)です。

1.一定間隔での墨出し:格子状/網目状にレーザー照射

  • 電気工事業、内装業で天井に墨出ししたい
  • 建築業で広いホールの壁などに一定間隔で印をつけたい

などのケースでは、格子状 / 網目状にレーザー照射する方法が適しています。

たとえば下記のように、3m×3mの格子状の点を壁に照射したい場合。

間隔は自由に設定できますので、ソフトウェア上で設定した後に、
レーザーで1点1点順番に照射します。これは壁の例ですが、
床でも、天井でも、斜めの面でも同様に実施することができます。

下記に詳しい手順を解説していますので、ご覧ください。

レーザー距離計3D Distoで墨出し:一定間隔で、床や壁にレーザー照射3次元レーザー測定器 Leica 3D Distoで、 『CADやCSVで作ったデータで、墨出しをする』手順をご紹介します。 墨...

2.CADデータを作って、自在にレーザー照射

位置だししたい場所に規則性がない場合は、
CADで作成したデータをソフトウェアへインポートし、
レーザー照射することができます。

たとえば、下記のように曲線を描くような場合です。

データを作成するという作業は発生しますが、現場での施工効率は格段に上がります。
下記に詳しい手順を解説していますので、ご覧ください。

三次元レーザー測定器で墨出し!作成したデータで床や壁にレーザー照射する3次元レーザー測定器 Leica 3D Disto を使って、 CADやCSVで作ったデータで、墨出しをする 手順をご紹介します。 ...

これら2種類の方法の流れは、下記動画をご覧ください。

トンネルの内壁など、曲面への墨出しをお考えの方は、下記をご覧ください。

トンネル内壁・ドーム天井などの曲面への墨出し:Leica 3D Disto三次元レーザー測定器 Leica 3D Distoは、床などの平面だけでなく、トンネル内壁やドーム天井などの曲面にも、墨出しをすることが...

3D Distoと、他のレーザー機器との違いは?

3D Distoのプロジェクター機能は、他のレーザー機器とどう違うのでしょうか?

レーザー墨出し器、トランシット(セオドライト)、トータルステーションの3種類の機器との違いを簡単に解説します。

1.レーザー墨出し器との違い

ライカのレーザー墨出し器『Lino(リノ)』。

レーザーラインとポイントが縦横に出る製品です。
水平 / 垂直ラインや複数のポイントを照射し、
必要な印を付けたり、位置あわせをしたりする際に使います。

レーザー墨出し器は、主に室内で使用され、距離や角度は測れません。
床や三脚の上に設置し、長さはメジャーやコンベックスで測り、本体の位置を調整します。高い精度で作業するには、5m~10mおきに本体の位置を移動させながら行います。

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一方3D Distoは、ラインではなく、点の照射です。
印をつけたい場所をピンポイントで照射するため、墨出し器で位置を調整したり、
コンベックスで長さを測ったりする必要はありません。

平らな場所に3D Distoを置き、レーザー照射したい点を設定するか、
インポートデータを呼び出せば、後は3D Distoが順にレーザー照射していきます。
複雑な形状の位置だしや、天井などの高所作業の場合には、特に有効です。

2.トランシット(セオドライト)との違い

トランシット(セオドライト)のここでの定義は、

  • 水平角度と鉛直角度

を測る機器とします。例えば家を建てるとき、
まっさらな土地に基準となるラインから、
90°の場所に印をつけたい、という場合に使われます。

図のように、基準ラインの片方の点の真上に機器を設置し、そこを0°として設定します。

その上で、90°左か右へ機器を回転させることで、
基準ラインから直角のラインを出すことができます。

3D Distoは、「水平角度」と「鉛直角度」に加えて

  • 距離
  • データの保存・出力

もできる機械ですが、主に室内用のため、
上記のような外での敷地の位置だしや墨出しには向いていません。

3.トータルステーションとの違い

トータルステーション(光波測距儀)とは、
トランシットに距離測定機能と、測定結果を保存・出力する機能を加えた機器です。測定作業を、1台でトータルに完了させることができます。

  • 水平角度と鉛直角度
  • 距離
  • データの保存・出力

トランシットとトータルステーションは、両方とも写真のような形です。屋外で、測量士さんが使っているのを見かけたことがあるかもしれません。

3D Distoの機能は、このトータルステーションと本質的には同じです。
水平角と鉛直角度を測り、距離を測り、その結果を保存・出力できます。

大きな違いは、下記5点です。

  • 3D Distoは、回転するためのモーター付き
  • 三脚への据付けは不要(据付けも可能)
  • 主に室内向き(屋外での測定は20m前後、室内は最大50m)
  • Windows端末から機器を操作する
  • 誰でも簡単に使うことができる

3D Distoは、測量機と同様のことを、誰でも簡単にできるようにというコンセプトで開発された機器です。トータルステーションをご存知で、「三脚の据付がちょっと大変…」「機械に出てくる用語が難しくて…」という方でも、心配ありません。

機能面では、下記のような違いがあります。

  • モータによる自動整準(トータルステーションは、手動で水準を調整します。)
  • 座標の指定は1点目のみで、その他は不可
  • 壁と床の墨出しはそれぞれ実施、同時にできない(トータルステーションは可能)

3D Distoに関する詳しい情報は、下記のまとめページも合わせてご覧ください。

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