ライカ レーザー距離計 DISTO S910の測定範囲は、最大300m!
DISTO史上最長の測定範囲をもつ機種です。
ただし、外で測る場合は太陽光の影響、対象物の面の具合により
測定範囲が狭くなりますので、60~100mとご案内しております。
「そうはいっても、DISTO S910で300m、本当に測れるの?」
という疑問、あると思います。
今回は、そのギモンに応えるべく、新宿御苑で300m測定した結果をお伝えします!
まず準備するものは、
A4サイズの長距離測定用ターゲットプレート「Leica GZM26」×4枚。
これは、DISTOシリーズ専用に加工された、
長距離測定用のターゲットプレートです。
他のターゲットプレートでは、300m測定は実現できません!
ご注意ください。
1枚では足りませんので、養生テープで4枚張り合わせます。
茶色い面が表になるようにしてください。
今回は、苑内にちょうど良い三角コーンを見つけましたので!、
下記写真の様に、もたれかけるように置きました。
これで準備完了、測定開始です!
随分離れたな…と思って測ってみると、まだ190mでした!さらに遠くへ行きます。
ズームは最大です。茶色のターゲットプレートがある、ということは小さいながら分かります。
ついに、300m超え!
写真ではよくわかりませんが、4倍ズーム(最大)で、
おぼろげながらターゲットプレートの茶色が判別可能です。
レーザー距離計での測距時間は、1秒から2秒かからない程度なので、
「何度やってもなかなか測れない…」というストレスはなく、測定できます。
今回は三脚を使わず、レーザー距離計 DISTO S910を手に持って測りましたので、
タイマー(5秒)設定して、測距するとちょうどいい具合です。
カウントダウン中に、本体がぶれないように心の準備ができます。
詳しくは、『タイマー機能の使い方』をご覧ください。
予め、どこに、どんな高さでターゲットプレートが置かれているか、
分かった上で測定することをお奨めします。
離れてから探そうとすると、難しいです。
・ターゲットプレート4枚
・芝生の上の三角コーンにもたれかけてある
ということが分かっているので、しゃがんだ体勢で、
その高さに機器を合わせて測定すると容易に測ることができました。
レーザー距離計での屋外測定の基本事項ですが、
「肉眼ではターゲットの視認は出来ない」
ということに変わりありません。また、
「ターゲットプレートにレーザーが当たっても、当たっているかどうか分からない」
のが実情です。100m以上の場合、測定できれば、
ターゲットプレートにあたっているということです。
300m測定地点から、ターゲットプレートがある方向を撮影した写真です。
レーザー視認どころか、ターゲットがどこにあるのかを見つけるのも至難の業です!
測定した場所は、新宿御苑のイギリス風形式庭園の芝生エリアです。
レーザー距離計で長距離測定をご検討されている方、ぜひ参考にされてください!
レーザー距離計DISTOシリーズは、ホームセンターをはじめ、
インターネットや家電量販店でお取扱いがあります。
また、企業で購入される場合は、機械工具・計測機器関係の商社、
測量機器の代理店でもお取扱いがございますので、
御社のお取引企業へお問い合わせください。
レーザー距離計の在庫やデモ機がある店舗、
3D Distoやレーザー墨出し器Linoの見積依頼をお考えの方は、
下記をご参考になさってください。