ライカのレーザー距離計 DISTOシリーズは全て、連続測定ができます。
- 何秒毎で連続測定できますか?
- 10秒ごとに測定できますか?
- 測定結果をPCに転送できますか?
などなど、モニタリング用途のお問合せを数多くいただきますので、
今回は「連続測定」についてご紹介します。
レーザー距離計で連続測定をする方法
レーザー距離計 DISTOで連続測定を行う方法は2通りありますので、それぞれの方法についてご紹介します。
- 測定ボタンを長押しする
- 専用ソフトウェアを使う
方法1:測定ボタンを長押しする
DISTO本体の測定ボタン(赤いDISTボタン)を1~2秒長押しすると、
連続測定モードに切り替わり、測定が始まります。
一旦連続測定モードにすると、ピッピッピッピッ、
という音と同時に連続して測定します。
以下の3つが、画面に表示されます。
- リアルタイムの直線距離
- 最大距離
- 最小距離
連続測定モードのスピード
連続測定のスピードは、測定距離、測定する対象物によって変わります。
※ 間隔の指定はできません。
下記動画で、レーザー距離計 DISTO D2 を使って、
室内の白い壁、灰色のプラスチック、鉄板などを対象に、
連続測定のスピードを比較しています。
測定距離が長くなると、測定スピードが遅くなります。
速度は、測定と同時に鳴るピッピッピッピッ、という音をお聞きください。
(同じ距離を測定しているので、画面の数字はあまり変化しません。)
※ 仕様に記載してある精度は、シングル測距(ボタン1回押下、1回測定)を示します。
連続測定の精度は、測距環境に依存します。
(距離や対象物の反射度合い、周囲の光の環境等)
時間とメモリー
「連続測定は、何分継続できますか?」という問合せを時々いただきます。
- 機種により異なり、約10~15分です。
- 電池残量が少ないと、これより短くなることがあります。
- メモリーのあるモデルの場合、メモリーに残る数値は、連続測定を終了したときの、
1)最大、2)最小、3)距離の3つの値です。
方法2:専用ソフトウェアを使う
Windows タブレット/ PC 用のソフトウェア「DISTO transfer」を使うと、
間隔の設定や、測定データをリアルタイムでPCに転送することができます。
システム要件:Windows 10、Bluetooth 4.0以上
最新ソフトウェアバージョン:V6.0
ダウンロードはこちらからできます。
測定間隔を指定し、連続測定のデータ取得
「DISTO transfer」で、5秒ごと、10秒ごと、など間隔を指定して、
連続測定することができます。
測定値は、Bluetooth で転送します。最短の間隔は、5秒です。
【DISTO D810 touch】の動画をご覧ください。
※ DISTO D510は、Bluetooth搭載モデルですが、この機能は使えません。
レーザー距離計で測った値を1回1回転送することはは可能です。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
連続測定モードの値をリアルタイム転送
上記同様、Windows タブレット/ PC 用のソフトウェア「DISTO transfer」を使って、
連続測定モードの結果をリアルタイムに転送する方法があります。
秒数の指定はできず、すべての連続測定結果が転送されるわけではありません。
動画の 0:33頃から、連続測定による転送の様子をご覧いただけます。
※ 連続測定では、仕様に記載してある精度は保証しておりません。お客様ご自身でお試しいただき、ご判断いただけますようお願いいたします。
対象レーザー距離計:
- D1
- D110
- D2
- D510
※ X3 / X4 / D810 touch / S910は、Bluetooth搭載モデルですが、
この機能は使えません。
レーザー距離計DISTOシリーズは、ホームセンターをはじめ、
インターネットや家電量販店でお取扱いがあります。
また、企業で購入される場合は、機械工具・計測機器関係の商社、
測量機器の代理店でもお取扱いがございますので、
御社のお取引企業へお問い合わせください。
レーザー距離計の在庫やデモ機がある店舗、
3D Distoやレーザー墨出し器Linoの見積依頼をお考えの方は、
下記をご参考になさってください。