レーザー距離計Leica DISTO には、足し算・引き算機能付きモデルがあります。
意外と便利なこの機能、どのように使うのか、ご紹介します。
目次
レーザー距離計の足し算・引き算機能とは?
部屋の形・壁の形は、きれいな正方形・長方形の場所ばかりとは限りません。
では、具体的な使い方をご紹介します。
レーザー距離計の足し算・引き算機能の使い方
方法1:面積どうしを足す・引く
下図のような床の面積を求める場合、2通りの方法が考えられます。
- 凹みの場所を差し引く
- 2つの長方形に分けて足す

ここでは、大きな長方形から、凹みの部分の面積を差し引く方法で、面積を求めてみます。

手順
測定手順は、下記の通りです。
- 面積モードを呼び出し、1、2を測定(大きな長方形)
- “-” ボタンを押し、3、4を測定(凹みの部分)
- “DIST” ボタンを押すと、差し引かれた面積が表示される

壁の場合も同様に、壁全体から「ドア」と「窓部分」を差し引けば、
赤い部分の面積だけを求めることができます。

方法2:壁面すべての総面積を一括測定する(ペインター機能)
下図のように、壁面がいくつもある部屋で、壁全体の総面積を出したいとき。
壁1枚ごとに幅、高さを測定して足し算して・・という作業では手間がかかります。

こんなときは、全ての壁面の高さが同じであれば、
壁の【横幅】のみを順に測って「足し算」していき、
最後に1度だけ【高さ】を測ることで、
壁面全体の平米数を算出することができます。
(横幅+横幅+横幅+・・・・)× 高さ = 壁面全体の総面積
測定手順
- 面積モードを呼び出し、1の幅を測る
- “+” ボタンを押し、2を測定・・・14まで繰り返す
- “+” ボタンを押さずに高さを測定する
- 横幅の合計、高さ、壁の合計面積が表示される
下記動画で、この方法をご覧いただけます。
足し算・引き算機能の動画
本機能を分かりやすい動画で、まとめています。
前半部分は、「方法2」のペインター機能。
4方向の壁面を測って、最後に1度だけ高さを測ることで、
壁面全体の平米数を算出しています。
1:30あたりからは、「方法1」のように、
壁の面積から、ドアと窓部分を差し引く、という作業をしています。
足し算・引き算機能が使えるレーザー距離計
- Leica DISTO D2
- Leica DISTO X3
- Leica DISTO X4
- Leica DISTO D510
- Leica DISTO D810 touch
- Leica DISTO S910
レーザー距離計DISTOシリーズは、ホームセンターをはじめ、
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