屋外で直線距離を測りたいが、結局どの機種にすればいい?
レーザー距離計の原点とも言える、最もシンプルな直線距離測定ですが、どんな状況で測るかによって、最適な機種は異なります。
目次
ファインダー使用が前提!
屋外ではレーザーが見えないため、デジタルポイントファインダーを使用することが大前提となります。
屋外で、とにかく直線距離を測れればいい、ということであれば、
Leica DISTO X4 / D510 / D810 toutch
のいずれかをおすすめします。
機種によって、ディスプレイのサイズが異なるため、ファインダーの見え方や表示も異なります。下記ページで、屋外モデルのファインダーの違いを解説していますので、合わせてご覧ください。
全ての機種において、等倍(x1)、2倍(x2)、4倍(x4)への拡大ズームが可能です。
下の写真は、Leica DISTO D810 touch のファインダー画面です。
屋外で直線距離を測る
測定方法
直線距離は、Leica DISTOをONにし、赤いDISTボタンを1回押すだけで測定できます。連続で測定したい場合は、DISTボタンを2秒以上長押しします。
測定距離は、最大60m前後を目安に
屋外では、太陽光の影響により、測定できる距離が大きく変動します。
日中晴天の場合、屋外モデルのレーザー距離計単体では、
60m前後が最大で測定できる距離となります。
直射日光でない気象条件や、光の少ない環境であれば、測定できる距離はより長くなります。
60m以上の長距離を測りたい時
屋外で、60m以上の直線距離を測りたい場合は、A4サイズのターゲットプレートを併用されることをお勧めします。条件によっては、ターゲットプレートが複数枚、必要になることもあります。
ライカのターゲットプレートは数種類ありますが、A4サイズのターゲットプレート「Leica GZM26」は、それぞれの機種の仕様範囲内の距離であれば、測定可能です。
「Leica GZM 26」を使って、直線距離300mの測定ができるかの検証結果をご紹介しています。
三脚に固定して測定したい
レーザー距離計 Leica DISTOシリーズは、三脚に取り付けることができます。
ネジ穴のサイズは1/4インチで、カメラ用三脚と同じ大きさすので、お持ちのカメラ三脚をお使い頂くことも可能です。
ただしカメラ用三脚は、足が細いものもあります。
高精度の測定をお考えであれば、安定感のある三脚が必要ですので、
弊社製品もぜひご検討ください。
※ レーザー距離計を三脚に取り付けて測定される場合は、距離計本体の「測定位置」を変更する必要があります。三脚使用モードに切り替えてから、測定してください。
写真はLeica DISTO X3 / X4 の、測定位置の設定画面です。
下げ振りを使いたい
三脚「Leica TRI 120」のみ、下げ振り用のフックが付いています。
測定と記録を同時にしたい
距離測定をして、手書きのメモや記録をとる作業は、記載ミスや記録漏れ、メモの紛失などのリスクを伴います。ライカのレーザー距離計専用のアプリやソフトウェアを使うことで、距離測定と同時に、アプリやWindowsにもれなくデータを転送することが出来ます。
測るだけで写真メモや図面を作成:アプリ「DISTO Plan」
アプリ「DISTO Plan」を使うと、以下のようなことが出来ます。
- 写真やスケッチに測定値を入れる
- 測定しながら部屋の間取り図を自動作成
- 測定するだけで、床の平面図や、建物の立面図を作成
- JPEG、PDFレポート、CAD形式で出力
「DISTO Plan」については、下記ページで詳しくご紹介しています。
Windowsに転送:ソフトウェア「Disto transfer」
Windowsに測定結果を自動転送することができます。例えば、以下のようなケースで役立ちます。
- 測定結果を瞬時に転送、一括で出力
- Excelやメモ帳などに転送
- ソフトウェアから測定操作が可能(D510以外)
- 一定間隔で自動測定
レーザー距離計DISTOシリーズは、ホームセンターをはじめ、
インターネットや家電量販店でお取扱いがあります。
また、企業で購入される場合は、機械工具・計測機器関係の商社、
測量機器の代理店でもお取扱いがございますので、
御社のお取引企業へお問い合わせください。
レーザー距離計の在庫やデモ機がある店舗、
3D Distoやレーザー墨出し器Linoの見積依頼をお考えの方は、
下記をご参考になさってください。