これまで、Bluetooth版 / WLAN版 とに分かれていた無償ソフトウェア「Leica DISTO transfer」が一本化し、「Leica DISTO transfer 6.0」としてアップデートしました。
これまでS910のみだった座標情報の取得が、新製品 DISTO X3 / X4 & アダプター DST360の組合せでも可能になり、2点間距離を計算する機能が追加されました。一部英語表記だったものも全て日本語化されています。
ダウンロードは、こちらのリンクから、『DISTO transfer software for PC』を選び、ページ下の『Download』を押してください。
動作環境
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- レーザー距離計 Leica DISTO対応モデル:
S910, D810 touch, D510(※), X4, X3, D2, D110, D1
※D510:距離計本体からのみ測定可能、自動測定不可
- レーザー距離計 Leica DISTO対応モデル:
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- 通信環境:Bluetooth 4.0 以上 または WiFi (S910のみ)
- PC環境
- Bluetooth接続の場合:Windows 10
- WiFi (WLAN) 接続の場合:Windows 7,8,10 ※S910のみ
主な機能
- 測定距離、傾斜角の値を転送
- 測定時間の転送
- 間隔を指定し、自動測定(最短5秒間隔に改定)
- 測定結果をXYZの3次元座標値として、転送(S910 / X4 / X3)
- 本体位置を移動し、前後のデータを合致(S910 / X4 / X3)
- AutoCADへ3次元の図をリアルタイム転送(S910 / X4 / X3)
データの転送先は、Excelやメモ帳などに、リアルタイムで行うことができます。
たまったデータを、まとめてExcelへ出力することもできます。
【サンプルデータのダウンロード】
・X4 & DST360を使った3次元座標データ/5秒間隔で自動測定/Excel形式 >>
測定は、レーザー距離計本体のボタンを押してもできますし、D510以外の機種は、ソフトウェアから測定のトリガーをかけることもできます。
インターフェース
DISTO transferと接続した機種の画像が表示されるようになりました。画面左下には、接続したDISTOのシリアル番号、ファームウェア・バージョン(S910, X3, X4 のみ)が緑色で表示されます。接続が解除されると、赤色に変わります。
3次元座標情報が取得できるDISTO S910と、 X3 / X4 & アダプターDST360の場合のみ、縮小ウィンドウの状態でも、測定したデータを3D表示で確認できるようになりました。
接続するDISTOの選択
ソフトウェア起動時に、Windowsとペアリング履歴のあるDISTOの一覧が、ポップアップで表示されるようになりました。接続したいDISTOを選ぶことができます。
2点間距離がわかる(S910, X3, X4)
DISTO S910, X3, X4は、測定値を3次元座標値として取得、転送します。複数の場所を測定した後、任意の2点間の距離を知りたいときに、「測定ログ」→「2点間の距離」ダイアログを開きます。選択した2点(Point 1 / Point 2)の距離が「Distance」として表示されます。
資料 V5.0へ改定
本ソフトウェアの使い方に関する資料をアップデートしました。
WLAN接続 (S910のみ)
DISTO S910に限り、WiFiでも「DISTO transfer 6.0」に接続できます。機能はBluetooth版と同様です。WLAN接続は、DISTO S910 のみとなりますのでご注意ください。
下記ページで、WLAN接続で使える機能についてご紹介しています。
接続できないとき
お使いのDISTOが「DISTO transfer 6.0」と接続できないときは、以下の方法をお試しください。
【S910 / X4 / X3 】