専用ソフト DISTO transfer

最新版「DISTO transfer 6.0」WLAN接続の機能について

レーザー距離計 DISTO S910で測定した値を、3次元座標データとして取得したい場合、Windows端末と専用ソフトウェア「DISTO transfer」が必要です。この DISTO transfer が、バージョン6.0にアップデートしました。

今回のアップデートの最大の特徴は、

Bluetooth接続/WLAN接続の両方に対応できること

これまでは、Bluetooth版とWLAN版で別々のソフトウェアが必要でしたが、この最新版のソフト1つでBluetooth接続、WLAN接続のいずれでもデータの転送ができるようになりました。

DISTO transfer 6.0 をWLAN接続でお使い頂けるのは、DISTO S910 のみです。主な機能は、下記の通りです。

  • 測定結果をXYZの座標情報として取得
  • Excelやメモ帳などにリアルタイムで測定結果を転送
  • 最短5秒間隔での自動測定
  • S910本体の位置を変え、前後のデータを合致させるフリーステーション機能
  • AutoCADへ3次元のリアルタイム描画

では、具体的な手順をご紹介します。

準備

  • Windows 7以降の端末
  • ソフトウェア DISTO transfer for PC 6.0
  • レーザー距離計 Leica DISTO S910

最新ソフトウェアのダウンロードは、こちらからできます(クリックするとダウンロードを開始します)

PCとのWLAN接続

WLAN接続で、最新版「DISTO transfer 6.0」をお使いいただくには、DISTO S910 と Windows端末を接続する必要があります。S910側、Windows側それぞれで必要な設定があります。接続方法を下記ページで詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

DISTO transferの使い方(S910で座標値を取得する方法)ライカのレーザー距離計 DISTO S910で測った値を、3次元座標データとして取得したい場合は、Windows端末と専用ソフトウェア「...

ソフトウェアを起動すると、下図のような画面がポップアップで開きます。画面左下に接続したDISTO機種名とシリアル番号が緑色で表示されます(接続を解除すると赤字になります)

 

 

 

 

データ転送

DISTO S910 で測定した値を、ソフトウェア「DISTO transfer 6.0」を使ってWindows端末に転送することができます。転送先は、ソフトウェア上での表示、Excelファイル、テキストファイル(メモ帳)などをお選びいただけます。

測定と転送の方法は、2通りあります。

  • DISTO S910 の「DIST」ボタンで測定したあと、本体の「WLAN」ボタンで転送
  • ソフトウェア「DISTO transfer 6.0」の「DIST」ボタンで、測定と転送を同時に行う

測定、転送

ソフトウェアを起動して、最初に出てきた画面で測定/転送の操作ができます。

中央の「DIST」ボタンを押すと、S910が自動的に測定、データが転送されます。「Photo」と書かれたDISTボタンを押すと、測定場所の写真つきで転送されます。

この画面では、データの転送形式を簡易的に設定することができます。

■ どのデータを転送するか(距離、傾斜角、水平角、鉛直角、XYZ座標情報)を選択
■ 単位の選択
■ 横方向(Tab)、縦方向(Enter) への入力を選択

転送されたデータを確認したい場合は「Setup」→「測定ログ」で確認できます。

測定/転送時の各種設定は、「Setup」ボタンから展開して行うことができます。

ソフトウェアにデータを転送する

S910で測定した値は、瞬時にソフトウェア上に転送されます。「測定ログ」タブに、転送履歴が表示されます。

測定箇所の画像(写真)と共にデータを測定・転送することもできます。転送された画像は、Windowsの「マイドキュメント」→「DISTO transfer」フォルダ内に自動保存されます。一つの測定データに対し、二種類のファイル形式で出力されます。

  • PNG形式(クロスヘア & レーザードットあり)
  • JPEG形式(レーザードットのみ)

S910の測定から、ソフトへの転送までの流れを動画でご確認いただけます。

Excelへ転送する

測定した値を、リアルタイムでExcelへ転送することもできます。

  • Excelをよく使う場合は、ソフトウェアの起動と同時にExcelを自動的に起動させることもできます。
  • たまったデータをまとめてExcelに出力することもできます。

一つのセルに(X,Y,Z)全ての座標値を入力したり、タブで区切って1セルずつ入力することも可能です。

テキストファイル、自社開発ソフトなどに転送

転送先は、Excelに限りません。セルがアクティブになっている場所に転送するので、メモ帳や自社開発のソフトウェアなどにも、送ることができます。下記は、テキストファイルにデータを転送した例です。

自動測定

秒数を指定して、自動測定ができます。最短の間隔は5秒です。「設定」タブ→「下記の間隔で測定開始:」にチェックを入れると、測定が始まります。一定間隔でのモニタリングに活用できます。

下記動画は、5秒おきに30分測定していますので、ご覧ください。

転送するデータを選ぶ(応用編)

転送するデータの種類や、その表示順を設定することができます。「送信」タブ→「データ形式の変更」から行います。

転送したいデータを一覧からダブルクリックで選択します。

■ 「##」(シャープ2つ)でデータを区切ることができます。
■ 「Tab」を入れると、データごとにTab区切りで入力されます。
■ 「Return」を入れると、転送完了時に改行します。

 

 

フリーステーション

1箇所からの測定で、すべての点を測れない場合、DISTO S910を動かす必要があります。その際、本体位置を移動しても、前後のデータを合致させる機能があります。ここでは、「フリーステーション」と呼んでいます。

「測定ログ」→「フリーステーション」から、ソフトウェアのガイダンスに従ってください。移動前に測定した点のうち、移動後の基準点にしたい点を選択して、測定します。

AutoCADへ描画

AutoCADと一緒に使うと、DISTO transfer が、AutoCADのプラグイン・ソフトウェアとして動作します。これにより、測定結果をリアルタイムでWindowsタブレットやPCへ送り、AutoCAD上に図を描いていくことができるので、CAD設計に適した測定が可能になります。

  • 測定点数の上限がなくなる(S910の通常の3次元測定では最大30測点)
  • 測定の様子が3次元で画面表示され、測定箇所の追加や修正が容易に可能

AutoCADとの連携については、下記ページでご紹介しておりますのでご覧ください。

AutoCAD 2018でリアルタイム描画!DISTOの測定結果を転送するLeica DISTOでの測定結果を、測定結果をリアルタイムでWindowsタブレットやPCへ送り、AutoCAD上に図を描いていくこと...