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独自のポジションを築いた根強い人気の堅牢モデル!Leica DISTO X310

2012年5月、ライカ レーザー距離計初の堅牢モデル『Leica DISTO DXT』の後を引き継いだのが、『Leica DISTO X310』。発売開始から4年以上経っても、堅調な販売が続いています。

その理由は何か。独自のポジションとは?

まずは、詳細解説付きのイメージ動画をご覧ください。ビルの施工現場での様々なワンシーンを切り取っています。

 

築き上げた独自のポジション

レーザー距離計の基本機能である、直線距離、平米計算、連続測定、加算・減算、メモリー、センサー付きエンドピースは、すべて網羅しているDISTO X310。その上で、根強い人気を支える特長が、下記3つです。

  1. 水とほこりに強いIP65仕様
  2. 落下に強い!2mからの落下試験をクリア
  3. チルトセンサーを使った水平距離測定

順に見ていきましょう。

 

1.水とほこりに強い IP65仕様

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レーザー距離計の使用場所で最も多いのが、建設現場です。粉塵が舞い、雨や泥とは切っても切れない環境です。

“IP65” とは、水・ほこりの耐性を示す世界統一の国際規格で、IPの後の数値が大きいほど耐性があります。通称 “IPコード” と呼ばれています。

“IP65″はどれくらいのレベルかというと、”耐じんあい、耐噴流” です。小さな粉塵すらも本体内部に入ってはいけない、そして、勢いのある水をかけても、本体に水が入らない、という設計です。

ほこりの多い場所、水たまりや泥など水気がある場所での作業などに、最適です。

Leica DISTO シリーズでは、X310 と D510のみがIP65、その他はIP54です。

IPコードを取得するための試験のやり方、合格基準など、詳しくは、『レーザー距離計は防水?IPコードの解説』 をご覧ください。

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水に関して、最も気を使わなければいけない場所が、電池部分です。ここに水が入らないように、きっちりとゴムパッキンで密閉されています。

水で洗っても構いません。

 

 

2.落下に強い!2mからの落下試験クリア

レーザー距離計の故障原因で一番多いのが、落として使えなくなった、というものです。ライカのレーザー距離計は、mm単位で正確な測定を行う ” 精密機器” です。衝撃には、十分注意していただきたいのですが、

「よくモノを落として、壊してしまう…」
「買ったばっかりなのに、落として使えなくなった…」

という状況は避けられません。そういう方には、このDISTO X310がぴったりです。

X310は、DISTOシリーズの中で唯一、2mからの落下試験をクリアしています。他のモデルに比べて、角や底のラバーコーティングが厚く、しっかり覆われています。側面の凹凸は、滑り止めの役割を果たします。

落下の際は、この角や底部分から落ちるように設計されており、ディスプレイの亀裂や内部パーツの破損を最大限に防御できるよう考えられています。

堅牢モデルと言われいる所以は、ここにあります。最も衝撃に強い、頑丈なモデルです!

 

3.チルトセンサーを使った水平距離測定

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ご紹介した方には、ほとんどの場合、「すげっ!!」 「かしこ~い!」 という驚きの声をいただく機能、『水平距離測定』です。

直線距離を知りたい場所にレーザーを当てて、斜めに1回測ると、瞬時に水平距離を計算します。

こんな場面、ありませんか?

奥の壁までの水平距離を測りたいとき。部屋の中でも、棚やモノがあって、奥の壁までの長さがわからない、測れない、というときに活用できます。horizontal-水平距離測定

あそこまでの直線距離が知りたい!という時。真下が空間になっており、目印がない場合は、なんとなくここらへんかな…と上を見ながらメジャーの目盛を読む。DISTO X310を使えば、一発で、一人で!正確な測定が可能です。

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 icon-bookmark 詳しい解説は、『水平距離測定とは?』 をご覧ください。

 

こだわりのボディ

  • 落としても壊れにくい精密機器
  • 手袋をはめた建設現場の方も操作しやすい
  • 水で洗っても壊れない
  • 細かい粉塵が入らない

これらの特長をすべてクリアし、かつ、

  • 誰でも直感的に使える
  • スタイリッシュで見栄えのいいデザイン
  • どの角度からも数字がくっきり見えるディスプレイ

を叶えたDISTO X310の外観。こちらの動画をご覧ください。

建設現場で、手袋は必須です。DISTO X310は、手袋のままでも操作しやすいように、ボタンの凹凸は深く、間隔は広くとってあります。

 

Web登録で3年保証

ライカのレーザー距離計 DISTOシリーズの保証期間は、Web登録で最大3年です。レーザー距離計に関して、こんなに長い保証期間を設けているメーカーはありません。ライカの大きな特長です。

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 icon-bookmark 詳しくは、『3年保証 – ライカ レーザー距離計』をご覧ください。

 

他モデルとの比較

DISTO X310は、屋内での使用を前提としたレーザー距離計です。他モデルとの比較は、下記に詳しく記載していますので、機種選定の参考にしてください。

『レーザー距離計の選び方 ~室内モデルの比較~ 』

外で測ることがある方は、デジタルポイントファインダー搭載モデルをお選びください。外では、太陽光の影響でレーザーが見えません。見えなくても測定するための機能が、デジタルポイントファインダーです。

『屋外対応 レーザー距離計の選び方』

屋外モデル全般の記事は、上記をご覧いただければわかりますが、DISTO X310の上位機種になる屋外モデル「DISTO D510」とは、どう違うのか?

比較した記事は、こちらをご覧ください。

DISTO X310 と D510 の違い、比較ポイントは?

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関連する法律

1.消費生活用製品安全法 (PSCマーク)

名前の通り、消費者を守る法律です。レーザー距離計は、ホームセンターや家電量販店など、一般消費者が手に取る価格、場所で販売されることが増えてきたため、本法律の対象となっています。

経済産業省からも文書が出ておりますので、一部抜粋いたします。

消費生活用製品安全法では、「携帯用レーザー応用装置」(以下の関係法令抜粋を参照) を特定製品として定めており、PSCマークの表示が付されているものでなければその販 売又は販売を目的とした陳列を禁止しています(法第4条第1項)。

全文: レーザー光(可視光線に限る)を照射する設計の工具・計器等の販売について

2. 計量法

長さをはじめ、重さ、温度などの単位を定めているのが計量法です。ものごとのあらゆる基準となる単位は、正確に、かつ厳密に、法で規定されています。

日本で使われている長さの単位は、「メートル」です。尺貫法など伝統的な方法もありますが、メートル表示以外の計測器を販売すること、お店に並べることは原則禁止されています。

インターネットで販売されているレーザー距離計の中には、この法律を順守しておらず、インチ・フィート表示がなされる製品が販売されています。また、並行輸入品の中にも該当品があります。

これらは計量法に抵触する可能性がある製品ですので、ご購入の際は十分ご注意ください。

計量法: 表示可能な法定計量単位はメートルのみ

主な仕様

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仕様詳細は、弊社HP 『Leica DISTO X310』をご覧ください。マニュアルやカタログのダウンロードもできます。

Leica DISTO シリーズ 全機種の仕様一覧表は、こちらをご覧ください。

 

まとめ

いかがでしょうか。DISTO X310は、落下・水・ほこりへの耐性が強い丈夫なモデルです。

ご不明な点、ご質問等ございましたら、ページ上部のお問合せ欄よりお願いいたします。

 

【詳細解説編】Leica DISTO X310の動画

DISTO X310

ライカ レーザー距離計 DISTO X310。室内用レーザー距離計の中で、独自のポジションを築いている製品です。
そのワケは3つ。

 

【落として、モノを壊すことが多い…そんな方でも安心!】

DISTO X310は、レーザー距離計 DISTO (ディスト) シリーズの中で唯一、”2mからの落下テストをクリア” した衝撃に強い丈夫なモデルです。故障理由で一番多いのが、”落下で使えなくなった…”です。こんな思いをされる方を、少しでも減らすために盛り込まれた仕様です。

 

【土ボコリが多い建設現場でも、壊れない!】

細かい砂ほこりは、製品の故障原因となります。それらが製品内に入りこまないように、ボディはがっちりガードされています。そして汚れたら、流水で水洗いも可能。精密機器であるレーザー距離計を、タフな現場でも、長く安心して使っていただくための設計です。

全世界共通の規格名でいうと、IP65 (耐じんあい/耐噴流)になります。
IP65についてもっと知りたい方は、下記をご覧ください。
レーザー距離計は防水?: IPコードの解説

 

【こんな距離も測ってしまう!】

「壁までの距離を測りたいんだけど、下にある物が邪魔で測れない…」という経験はありませんか?

下の図をご覧ください。DISTO X310の “水平距離” 機能を使えば、レーザー距離計を床に据えて、壁を斜めに狙って1回測るだけで、壁までの水平距離を計算します。斜距離と傾斜角を使って、算出しています。

この機能があるから!という理由だけで、このモデルをご購入される方、多いです。

DISTO 水平距離

 

動画の【詳細解説編】

HPで掲載しているDISTO X310の動画に、詳細解説をつけてみました。建設現場のあるシーンを切り取っています。約1分と短い動画なので、ぜひご覧ください。

 

ライカ レーザー距離計 Leica DISTO X310 : 製品情報

DISTO X310 と D510 の違い、比較ポイントは?

防水のレーザー距離計をお探しの方は、Leica DISTO X310がいいのか、それともD510がいいのか、迷うところだと思います。そうでなくとも、両機種には価格差があるため、どこが違うのか?という疑問を持たれる方は多いと思います。大きな違いは、2つ。

その1. デジタル・ポイントファインダーの有無

その2. アプリ対応か否か

下記内容で、詳しく解説していきます。

1.大きな違い
2.X310とD510の共通点
3.X310のみ!2mからの落下テストクリア
4.D510は、カラー液晶画面

1.大きな違い

その1. デジタル・ポイントファインダーの有無

レーザー距離計の選び方』でも強調していますが、使う場所が1つの重要な判断基準です。
室内で使うのか、外でも使うのか。

外で測る場合は、デジタル・ポイントファインダー搭載のD510をお使いください。太陽光の影響で日中はレーザードットが見えませんので、この機能がないとどこを測っているか、全く分からないためです。

 

その2. アプリ対応か否か

D510は、Bluetoothを使ってスマートフォン・アプリに測定値を転送することができます。これまで手書きで紙に書いていた現地調査の測定メモを、アプリ上で作成することができます。

・ カーテン、窓、建具、外壁などの寸法を、写真の上に転送
(値が自動で飛んできて、書き込まれます!)
・ 図を書いて、線上に寸法を転送

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特に写真の上にメモする方法は、測り残しがないか、一目瞭然であること、後から見返した時に測定場面がイメージできることが良い、とたくさんのフィードバックを頂いています。

使い方は、『レーザー距離計 専用アプリ DISTO sketchの使い方 第一歩』をご覧ください。とても簡単です!

対応アプリは、『レーザー距離計Leica DISTO が使えるアプリ 3選』をご覧ください。
お手持ちのスマートフォンがアプリのシステム要件に対応しているかどうか、ご購入前に合わせてご確認ください。

 

2.X310とD510の共通点

両機種とも、チルトセンサーという360°の傾斜角を測定できるセンサーを搭載しています。これにより、斜距離と傾斜角から水平距離を算出したり、高さを算出したりすることができます。

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機能は同じですが、結果の見え方が異なります。水平距離測定の結果表示画面を比較してみましょう。

D510はカラーの液晶画面です。レーザーオンの状態は、左上のアイコンと赤いラインで分かります。数字はくっきりとした太字です。
※解像度が低いカメラで撮影した画像のため、若干ぼやけていますが、肉眼では、もっとクリアできれいに見えます。

  

 

X310の画面はこちらです。D510と表示内容は一緒ですが、アイコンや数字のフォントが少し違います。

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3.X310のみ!2mからの落下テストクリア

X310は、レーザー距離計 Leica DISTOシリーズの中で唯一、2mからの落下テストをクリアしている機種です。他はすべて1mです。水やホコリへの耐性に加えて、落下の衝撃にも強い丈夫なモデルです。

レーザー距離計の故障原因で最多なのが、落下による破損です。
よくモノを落としてしまう方に、おすすめです。

この”丈夫さ”について詳しく知りたい方は、『レーザー距離計 Leica DISTO – ロバスト性 (堅牢性)?』をお読みください。

Leica DISTO X310について、詳しくはこちらをご覧ください。

1. 『独自のポジションを築いた根強い人気の堅牢モデル!ライカ レーザー距離計 DISTO X310』

2. Leica DISTO X310

 

4.D510はカラー液晶画面

先ほども触れましたが、D510の画面は、カラー液晶です。画面サイズは、X310より縦が1cmほど長いだけですが、見やすさは格段に違います。機能はアイコン表示になっていますので、どんな機能なのか一目でわかりますし、忘れた場合でも右下の?ボタンを押せば、簡易図が表示されます。

良く使う機能を2つ、トップ画面に登録することができます。ワンボタンで測定を始めることができますので、機能ボタンから毎回呼び出す必要もありません。

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Leica DISTO D510について、詳しくはこちらをご覧ください。

1.『3年経っても販売台数が伸び続けている!ライカ レーザー距離計 DISTO D510』

2. 弊社HP:  Leica DISTO D510

 

補足 : 防水について
“防水”という言葉は、実をいうと定義があいまいです。小雨の中で使うのか、水道で洗えるほどなのか。詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。

『レーザー距離計は防水?: IPコードの解説』

レーザー距離計は防水? : IPコードの解説

レーザー距離計の展示即売会に行くと、聞かれる質問の1つがこちらです。

「これって、防水ですか?」

みなさんは「防水」と聞くと、どのような状態を想像されますか?

  • 海や川の中でも使用できる
  • バケツや水たまりに落としても大丈夫
  • 雨の中でも使用できる
  • お茶などがかかっても大丈夫 …などなど

1人1人が考える防水レベルは、違うはずです。「防水」は、意外とあいまいな表現なのです。そのため、上記の質問に対しては、

「本体に水滴が付いた程度なら、拭けば大丈夫です」
「こちらの機種は、水で洗えます」

などと、具体的な場面をお伝えしています。

この防水レベルですが、世界で統一されている「国際規格」があることをご存知ですか?日本では通称、”IPコード”とも言われます。水だけでなく、ほこりや粉塵に対する規格も含まれています。詳しく見てみましょう。

 

1.水と埃の耐性を数値で表すIPコード

元になっている国際規格は、こちらです。
2001年発行       第2.1版 IEC 60529, Degrees of protection provided by enclosures (IP Code)

上記を翻訳したJIS規格(日本工業規格)がこちら。
2003年発行       JIS C 0920, 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)

IPコードは、第一特性と第二特性を数値で表し、下記のように表記します。数字が大きいほど、保護度合が強いです。”IP”は、International Protectionの略です。

 

1-1.第一特性数字:6段階の外来固形物に対する保護等級

最初の数値は、製品に粉塵などの固体が侵入しないかどうかを示す数字です。大きさによって段階を分けており、最高レベルの”6”では、じんあい(塵埃)の侵入を完全にシャットアウトしなければいけません。

JIS C 0920, 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)より引用

ライカのレーザー距離計 DISTO X310DISTO D510は、最高段階の”6”です。建築現場のような埃が多い場所でも、ご使用いただけます。他モデルは”5”です。

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1-2.第二特性数字:8段階の水に対する保護等級

冒頭でお話しした防水レベルは、8段階に分けられています。大まかにいうと、1-2は水滴に耐えうるか、3-4は水しぶき、5-6はノズルから出る噴流、7-8は浸水、と段階を追って条件が厳しくなっています。

JIS C 0920, 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)より引用

 

ライカのレーザー距離計 DISTO X310DISTO D510は、”5”、他は”4”です。

まずは、“5”から見ていきましょう。上表の要約には、”噴流(water jet)に対して保護する”とあります。水の出し方を選べるホースをご想像ください。その中で勢いよくまっすぐに出るのが、この噴流のイメージです。

試験では、放水ノズルの内径、放水率等の細かい条件を満たしたうえで、2.5~3m離れたところから最低3分間水をかけます。一方向ではなく、あらゆる方向から試します。それでも製品は問題なく使用できる状態でなくてはいけません。

このようなテストをしていますので、DISTO X310 / D510は、本体が泥で汚れたときなど、水道水で洗うことができます。

”4” は、“水の飛まつ(splashing water)に対して保護する”とあります。製品を台のようなものに置き、上部から水はね程度の散水を行う試験をします。水はねがかかっても大丈夫、という程度です。

規格の詳細についてご興味のある方は、日本工業標準調査会ウェブサイトをご覧ください。

 

2.Leica DISTO(ライカ ディスト)の保護等級

 

2-1. IP65

ライカのレーザー距離計 DISTO X310とDISTO D510は、IP65です。弊社では、耐じんあい・耐噴流と表現しています。水と埃に強い堅牢モデルです。上から水がかかったり、雨にあたったりしても、問題なく使用できます。ただし、本体が濡れた場合は、後から拭いておいてくださいね。

Leica DISTO シリーズ

 

一番わかりやすい特長は、電池蓋です。ここから水や埃が入らない様、しっかりと閉まるようになっており、蓋の裏側にはゴムパッキンが張られています。

DISTO D510 電池部分DISTO D510 電池蓋

※雨の中では、本体は濡れても大丈夫ですが、測定対象の状態によっては正確な測定ができない場合があります。雨粒にレーザーが反応する場合もありますので、あらかじめご了承ください。

※浸水には耐性がありませんので、水に入ったバケツの中に落として、時間がたった場合は使用できない可能性が大きいです。

 

2-2. IP54

DISTO X310、DISTO D510以外は、すべてIP54です。防塵・防滴です。本体に水滴が付く、少しぬれた手で操作する程度は大丈夫ですが、完全に塵や水の浸入を防げるわけではありませんので、ご注意ください。特に、電池部分にお気を付けください。

 

まとめ

「防水」という言葉はあいまいで、人によって求めているレベルが異なります。水と埃に強いレーザー距離計 Leica DISTO(ライカ ディスト)をお考えの場合は、室内向けならDISTO X310、外でもご使用になる場合は DISTO D510をお求めください。