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梅雨間近!雨にぬれても測定できます。

沖縄、奄美諸島はすでに梅雨入りし、関東圏もあと2週間を待つばかりです。お天気 . com

この時期にお問合せが増えるのが、「防水」性能付きのモデル、レーザー距離計 Leica DISTO D510 と Leica DISTO X310。

DISTOシリーズの中では、この2機種が水に強く、雨の中で使ったり、水で洗ったりすることができます。

レーザー距離計 Leica DISTO D510のイメージ動画では、後半(1:08あたりから)に雨の中で測定している様子が出てきます。

水に強いと、どんなメリットがあるかというと、

  • 水がかかっても、壊れる心配がいらない
  • 雨天の日や急な雨の中でも測定できるため、仕事が進む
  • 汚れたら、サッと水洗いできる

 

「防水」性能の規格

日頃、私たちは「防水」という言葉を使いますが、この「防水」度合いは人によって違います。どれだけ水に強いかということを表すために、世界で統一された規格があります。

  • IEC規格 60529

これを翻訳したのが、JIS規格(日本工業規格)で、こちら。

  • JIS規格 C 0920, 電気機械器具の外郭による保護等級

通称、IPコードと呼んでおり、IP○○というように、○○の部分に数字が入ります。下記のように表記し、数字が大きいほど、保護度合が強いです。

第二特性数字(後ろに書かれた数字)が、水に対する耐性を表します。

 

iPhone7は、IP67

現在発売中のiPhone 7 / iPhone 7 Plusは、IP67だそうです。これは、水深1mで30分間おいても水が入らない、という試験をクリアしていますので、かなりの耐水性能です。

Apple (日本) 公式サイト

 

DISTOは、IP65 / IP54

レーザー距離計 Leica DISTO シリーズは、IP65とIP54です。

IP65の2機種 Leica DISTO D510とX310は、簡単に言うと、

  • あらゆる方向からジェット噴流をかけても水が入らない

というテストをしています。“あらゆる方向から” なので、本体裏側にある電池部分の保護は大切です。ゴムパッキンでしっかり覆われています。

レーザー距離計 Leica DISTO X310のイメージ動画は、水たまりや泥がある工事現場での使用を想定したものになっています。ご覧ください。

その他の5機種は、

  • 台の上に置いた製品に、飛まつ程度の水をかける

というテストです。本体に水滴が付く、少しぬれた手で操作する程度は大丈夫ですが、完全に水が入らないようになっているわけではありません。ご注意ください。

規格の詳細についてご興味のある方は、下記記事および、日本工業標準調査会ウェブサイトをご覧ください。

レーザー距離計は防水? : IPコードの解説

レーザー距離計で、日焼け対策?!

5月になり、暖かく晴れが日が多くなってきました。弊社ではそのタイミングに合わせて、

「外で測定したい」
「(持っている距離計は) 屋外で見えず、使えない…」

という問い合わせが、4月頃から増えてきています。

紫外線が徐々に高まってきますので、外での作業は短時間で終わらせたいものです。

ご存知かもしれませんが、レーザー距離計をオンにした時に出る、”赤いレーザードット” は、外では見えません。

そのため、外で測る仕事がある方には、画面モニターの様に測定物が見える”カラーファインダー” 搭載モデルのご使用をおすすめしています。

詳しくは、『レーザー距離計は、外で使えない!と思っている方へ』で解説していますので、ぜひご覧ください。

「そうはいっても、何とかなりませんか?」
「少しは、見えるんじゃないですか?」

とお思いになるかもしれません。
レーザー距離計をお持ちの方は、ぜひ外へ持って行って試してみてください。

初めて購入をお考えの方は、下記写真をご覧ください。
晴れた日の日中、50~60cm離れた所からアスファルトに向かってレーザーを当てた写真です。

どこに当たっているか分かりますか?

写真の中央に、薄い赤い点があるのですが、ほとんど認識できません。1m以下でもこのような状況です。

誤解がないように記すと、「測定できないのではなく、どこに当たっているか分からない」ということです。

「どこを測っているか不明なため、測れない!使えない!」ということになるんです。変な所にレーザーが当たっていると、エラーになり測れませんので…

曇りの日や夕方は、レーザードットが見えます。その場合は、外でも測定できます。

時間の融通が利く方はいいですが、多くの場合、天候や時間によって制限があると、仕事にならないものです。

そのため、機種選定のお問合せを頂いた際は、まず何よりも先に、「外で測定作業をするかどうか」をお聞きしています。


測定作業にメジャーをお使いの場合、2人がかりで測ったり、時には高所作業車などを使ったりなど、時間・労力・お金が必要になります。

外での作業時間が長ければ長いほど、紫外線を浴びることになりますので、対策をされていない方には体にも良くないです。

レーザー距離計でピッと測って、短時間で作業を終えましょう!

屋外・屋内兼用モデルのスタンダード『Leica DISTO D510』の解説付きイメージ動画に、外で使っている様子が分かりやすく紹介されています。ご覧ください。

ファインダーは、2種類あります。

  • デジタル ポイント ファインダー (ライカ採用)
  • 光学ファインダー

ライカ のレーザー距離計 DISTO (ディスト)シリーズが採用している「デジタル ポイント ファインダー」と、他社製の「光学ファインダー」には、雲泥の差があります。

ご検討の際には、下記もご参考になさってください。

光学ファインダー、デジタルファインダーの違い

DISTO D510 & アダプターFTA360

ライカの屋外用レーザー距離計 DISTO D510 とアダプター FTA360との使い勝手が向上しました。アダプターには3種類の選択肢がある中で、最も人気なのが、この「FTA360」という微調整ネジ付きタイプです。非常に滑らかに動くネジで、上下・左右、狙いを正確に定める際におすすめです。

fta360_1

もともとこのアダプターは、2015年12月発売の上位モデル Leica DISTO D810 touch のサイズに合わせてリリースした、新アクセサリーです。

DISTO D510で使うためには、測定基準を本体の下ではなくアダプターに合わせるため、従来は、使用前にオフセットモードから「-0.065」と入力する必要がありました。

けれども現行品は、製品の画面仕様が変わり、FUNC(設定画面)から「FTA360」モードを選べるようになりました。ワンボタンで設定が完了します。

【設定方法】
1. FUNCを押すと、機能アイコンが表示されます。右上にある測定位置変更アイコンを選びます。

2. 下記画像の右から2つめが、「FTA360」モードです。

DISTO d510_測定基準

レーザー距離計 DISTO D510 は、三脚とアダプターがセットになったパッケージとしての販売は、行っておりません。けれども、パッケージケースのみ、単品ご購入が可能です。

このパッケージケースには、DISTO D510、アダプターFTA360に加え、三脚 TRI70が入るようになっています。

アダプターの選択肢は、他に2つあります。DISTO D510で使える3種類のアダプター比較は、『ライカ レーザー距離計 DISTO D510で使えるアダプター』をご覧ください。

3次元写真計測システム フォトカルク & DISTO

株式会社アイティーティーが販売する3次元写真計測システム 『フォトカルク  ツービュー』と、ライカ レーザー距離計 DISTO シリーズによる屋外・長距離測定のご紹介です。

一眼レフカメラで撮った写真2枚と、レーザー距離計の測定値を使って、3次元測定ができます。

概要

2枚の写真から、3D位置測定を行う写真計測ソフトウェア『フォトカルク  ツービュー』は、もともと、レーザー距離計を使わず使用できるソフトウェアで、長らく販売実績があります。

今回ご紹介するシステムは、写真計測で必要となる “基準となる長さ” を写真の中に入れず、代わりに、対象物までの距離を測ることで、3次元測定を行う方法です。

こんな場合に有効です。

  • 測定したい場所が高所で、基準プレート(マーカー)を設置できない
  • 遠い場所、または、立ち入れない場所のため、基準プレートを設置できない

左右2方向から対象物を写真撮影し、同時に距離も測ります。そして、左右の移動距離も測ります。あとは、ソフトウェアに従って、計測するだけです。

photo-calc-00

順を追って、みていきましょう。

① 左右の移動距離を測定

まず最初に、左右の位置を決め、移動距離を測定した方が、測定忘れやミスがなく、スムーズに作業を進められます。

位置決めをしたら、目印となるマーカーなどを張っておくと便利です。
itt-target

そして、間隔を測定します。レーザー距離計なら、歩行者がいても測れます。
itt-target-measure

  ポイント
位置決めをする際は、カメラとレーザー距離計で、測定対象が画像内に写るかどうか確かめると、後の作業がスムーズです!

 

② 左からの撮影 & 測定

次に、左からレーザー距離計で対象物までの直線距離を測ります。
測定後は、三脚の角度を変えずに、カメラに据え替え、写真を撮ります。計測したい場所が、すべて入るように撮影してください。

itt-measure-left

 icon-bookmark ポイント
レーザー距離計をカメラに据え替えるとき、三脚の場所と傾きは、できるだけ変えないようにしてください!

 

③ 右からの撮影 & 測定

三脚を右側に移動します。そして、同様にレーザー距離計で直線距離を測ります。このとき、②で測定した場所をおおよそ同じ場所を測定してください。
測定後は、三脚の角度を変えずに、カメラに据え替え、写真を撮ります。

itt-measure-right

  icon-bookmark ポイント
レーザー距離計で測定する場所は、②で測った場所とほぼ同じ場所!

 

④ ソフトウェアで計測

実測が終われば、ソフトウェアでの作業になります。2枚の画像を校正し、測定したい距離を測ります。

ソフトウェアの使用前に、2点、準備することがあります。

1つ目は、距離の値をテキスト(メモ帳)に入力し、保存することです。下記画像の様に、実測した3つの距離を記します。記載順序は大切なので、下記の通りに入力してください。

itt_text

2つ目は、画像をPCに移すことです。SDカードなどのカメラ記録媒体から、撮影した画像をPCに出力してください。

準備が整ったらソフトウェアを起動し、写真校正、距離測定を行います。手順は、下記動画の1:35あたりから、ご覧ください。
前半部分は、上記①~③で説明した実測の様子です。

 

必要なもの まとめ

  • ソフトウェア 『フォトカルク  ツービュー』
  • カメラ校正ソフト (初回のみ / 校正依頼も可)
  • レーザー距離計 DISTO D810 パッケージ または DISTO D510 / 三脚 / アダプター

 

※ 2次元(縦横/XY)で良いという方は、写真1枚で測定できる『シングルビュー』というソフトウェアもあります。下記をご覧ください。

レーザー距離計 DISTO D810 touchで3次元の写真計測?!

 

お問合せ先

本システムに関しては、下記へお問い合わせください。

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株式会社アイティーティー
http://www.ittc.co.jp/AboutUs.htm

本社:神戸事業所
〒651-0085 神戸市中央区八幡通3-1-19 日精ビル4階
TEL: 078(271)6055
FAX: 078(271)6056

東京営業所
〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町17番15号 KAWASHIMAビル4F
TEL: 03(3663)5090
FAX: 03(3663)5093
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ファインダー画面の十字とレーザードットの位置のずれ

ライカ レーザー距離計 DISTO シリーズのカラーファインダー搭載モデルについて、よくある質問です。

「レーザードットの中心がずれてますが、不良でしょうか?」
「その場合、レーザードットと画面のクロスヘア(十字の印)、どちらが正しいのでしょうか?」

下記写真の様な状態です。ファインダー画面中央の十字の印と、レーザードットがずれて見えます。

D810-視差-ファインダー-2

これは、近距離測定時に発生します。レーザー距離計の構造上の仕様で、製品不良ではありません。

レーザードットの位置が、正しい位置です。
近距離測定時は、レーザードットを視認して測定を行なってください。

レーザー出力位置とカメラの位置には、物理的な差があります。そのため、短距離では視差が生じます。

十字にレーザーが入る目安としては、20m前後をみていただきたく思います。

5m前後では、ずれが見られます。

D810-視差-ファインダー-3

20m前後で、解消されます。

D810-視差-ファインダー-1

マニュアルにも記載しておりますので、ご覧ください。

d510_point_finder_18_10_2016