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リニューアル版 V5.0の発売!3次元測定器 Leica 3D Disto その2

前回の記事『リニューアル版 V5.0の発売! 3次元レーザー測定器 Leica 3D Disto その1』で、アップデート概要を説明しました。

今回は、V5.0から新たに導入される『CCP』というサポートプログラムについて解説します。

CCPとは、Customer Care Packageの頭文字をとったもので、ソフトウェアやハードウェアメンテナンスのための、有償アフターサービスプログラムです。

CCP には、5段階のランクがあり、製品ごとに、どのCCPを適用するかが定められています。

3次元レーザー測定器 Leica 3D Distoは、『Basic CCP』が適用されます。

『Basic CCP』の内容は、ソフトウェア・アップデートが適用期間中に何度でも実施できるというものです。

適用期間は、

  • 1年
  • 2年
  • 3年

の中から選んでいただくことになります。詳しくは、弊社HPをご覧ください。

既に、3D Distoをご使用いただいている方が、V5.0にアップデートする場合は、この『Basic CCP』へのご加入が必要です。

 

既に3D Distoをご使用中の方

3D Disto Windows版4.0をご使用の方

V5.0へのアップデートには、『Basic CCP』へご加入ください。任意加入で、期間は選択いただけます。

3D Disto Windows版V3.0をご使用の方

V3.0からV4.0へのアップデートは、無償でご利用いただけます。アップデート方法は、弊社までお問い合わせください。
V5.0へのアップデートには、『Basic CCP』へご加入ください。

3D Disto コントローラ版をご使用の方

コントローラ版のアップデートは、V3.0まで無償でご利用いただけます。アップデート方法は、弊社までお問い合わせください。

Windows 端末をご使用になりたい場合は、myWorldより専用ソフトウェアV4.0をダウンロードし、ご利用ください。

 

これから3D Distoをご購入される方

今回リリースしたV5.0版か、旧版かを選択いただくことになります。

リニューアル版 V5.0

レーザー測定器3D Distoの内蔵WiFiが新しくなり、以前よりWiFi接続の安定性が高まります。Windows 8.1/10でも、USBなしで接続可能です。

旧版

ハードウェアは従来通りですが、ソフトウェアはV5.0をご使用いただけます。リニューアル版リリースに伴い、価格も下がっております。

ケーブル接続でも良い方、WiFi用のUSBを付けての使用で構わない方は、こちらをお奨めします。詳しくは弊社までお問い合わせください。

 

新旧ソフトウェアの互換性は、下記表をご参考になさってください。

 

 

リニューアル版 V5.0の発売!3次元測定器 Leica 3D Disto その1

レーザー距離計 Leica DISTO (ライカ ディスト) シリーズ最高峰の Leica 3D Disto。自動で水平をとり、WindowsタブレットやPCで操作する3次元レーザー測定器です。

誰でも手軽に3D測定ができるツールとして、図面作成のための現地調査や、製造業の開発部門、品質管理部門での工程内検査や完成検査などで使われています。

Windows端末と機器は、WiFiを使って接続していますが、この内蔵WiFiが新しくなったのが、今回発売するV5.0です。

では、詳しく見ていきましょう。

 

ハードウェア(内蔵WiFi) のアップデート

今回のアップデートの目玉は、Leica 3D Distoに内蔵されいてるWiFiモジュールが最新版にアップデートされたことです。

3D Distoは、2012年に発売されて以来、ソフトウェアのアップデートはありましたが、ハードウェアは変わっていませんでした。

しかしその間、Windows 端末、WiFiテクノロジーが発達し、規格が合わなくなってきたという現状がありました。

ケーブル接続もできますが、WiFiでPCと3D Distoを接続すれば、自在に測定場所へ移動できます。細かい場所や遠い場所でも、レーザーの近くに寄ることができますので、大変有効です。

Windows 8.1 / 10 ご使用の場合はこれまで、USBを付けてWiFi接続をしていましたが、このUSBが不要になります。

そして、これまで以上に短時間で接続が確立し、安定性が高まります。

 icon-bookmark ポイント

・ WiFi接続が短時間で確実になる!
・ USBが不要になる!

実際に、つないで試してみたところ….やっぱり早いです!追って、新ソフトウェアでの測定記事もアップロードしていきます。

 

ソフトウェアのアップデート

3次元レーザー測定器 3D DIsto 本体(ハードウェア)のリニューアルに合わせ、ソフトウェアも少しアップデートします。

 

1) WLAN接続ポップアップの改訂

レーザー測定器 3D DistoとWindowsをつないで、まず現れるのがこのポップアップです。接続できる3D Distoが一目瞭然でわかります。

複数台お使いの場合も、どの機器と接続するのか、選択しやすくなります。

ケーブル接続する場合は、画面下のUSBマーク、途中で接続を中断する場合は、×マークと、同じ画面で選択できます。

 

2) CADツールボタン新設

これまでは、線や点の上を “長押し” して呼び出していたCADツール。知っていれば、見えない点を作成するときに便利な機能なんですが、”長押し” で、かつ 「垂直交差」など、”聞きなれない表現での説明”という点が分かりづらく、ご存じない方もいらっしゃいました。

けれども!今回、画面右側にCADツールボタンができましたので、画面をいじっていると必ず目に入ります。

「何かな?」と思って押してみると、下記のようなアイコンポップアップが出ますので、補助ツールとして多くの方に活用いただけるようになるはずです!

左上から順に説明すると、

  • 直径を入力して円にする機能
  • 対角を測定し、長方形にする機能
  • 2つの線分を延長し、交差する点を作る機能
  • 線を延長する機能

2段目は、

  • 点を移動する機能
  • 1つの線分と点から垂直の線を描く機能

※ CADツールは、あくまでもソフトウェア(データ)上で点や線を作る機能です。出力データには残りますが、作成した点をレーザー照射することはできません。

 

3) 写真の表示

測定箇所の写真を撮った場合、下記のように画面にも写真が入ります。画期的ですね!

測定した後に写真を撮った場合は、写真の中に測点番号が入ります。出力データの測定点と同じ番号なので、「この写真はどこ?」という心配もありません。

 

4) ファイルとフォルダ名の表示

マイナーチェンジですが、ソフトウェアの上にファイル名とフォルダ名が表示されます。作業中のファイル名を知りたいとき、画面の左上を見てみてください。

 

5) シャットダウンボタンの改訂

ソフトウェアの終了とともに、3次元レーザー測定器 3D Distoの電源もオフにすることができるようになります。

「ソフトウェアから、3D Distoを終了させれませんか?」というお問合せを時々いただいていました。

離れた場所にあるときや、手の届かない場所に設置した際、本体のボタンを押さないと電源が切れない、という状況はこれで解決します。

 

Windows デバイス要件

推奨されるWindows端末の要件は、下記の通りです。

  • OS:  Windows® 7 以上
  • 推奨スクリーン解像度: 1000 × 680 ピクセル以上

詳細は、弊社HPをご覧ください。

 

まとめ

今回のアップデートで、最大のポイントは、

  • 内蔵WiFiが新しくなり、接続の安定性が高まったこと!

です。実際に使ってみて分かることですので、なかなかイメージしづらいかもしれませんが、大きな違いです。

ケーブル接続でもいいんですが…という方は、旧版がお求めやすい価格になっていますので、ぜひ弊社までお問い合わせください。

 

富国物産(株)のサイディング プレカットシステム、導入実績が増えています!

以前、3D Distoの使用事例として紹介した、富国物産株式会社のサイディング・プレカットシステム『FB システム デジタル』が、日本全国で導入実績が増えています!

2017年2月21日付の日刊木材新聞に、本システムの開発・普及活動に従事している担当部長・金井氏のインタビュー記事が掲載されました。販売開始から約1年半が経過し、具体的な導入先、採用理由、今後の展開などをお話されています。

その内容を踏まえ、下記について図解しました。本システムの導入を検討されている方や、3D Distoの使用例について知りたい方、ご参考になさってください。

  • どんなシステム?
  • 導入によるメリットは?
  • 採用企業は?
  • どこで使われている?
  • 他システムとの比較
  • 具体的な事例

 

画像(PNG)は、こちらからダウンロードいただけます。

 

1.どんなシステム?

ライカの3次元測定器 Leica 3D Distoを計測機器として使い、計測結果をソフトウェア上で簡単に加工するだけで、サイディングのプレカットができてしまう、そんなシステムです。

戸建に足場がある状態で、窓や開口部を正確に測定し、プレカット用の図面を作る、という部分がこれまで非常に労力がかかっていましたが、このシステムを使うことで、短い時間で、正確に、ミスなく実現できる画期的な方法です。

 

2.導入によるメリットは?

金井部長はインタビューで、多くの会社が採用理由としてあげる点を下記の様に述べています。

一番の理由は人手に頼らない計測ができることだと思う。3次元計測で人手がいらないことから、それに伴うヒューマンエラーがない。

サイディングプレカットは施工効率が従来比1.5倍アップする。10人で10棟やっていたところは15棟に増やすことができる。その分収益が上がるということだ。

-2017年2月21日(火)日刊木材新聞-

新聞記事は、こちらからダウンロードいただけます。

 

3.誰が使っている?

本システムの導入を決めた企業は、当初の予想を超えた場所にも広がっているようです。

当初は、プレカット機械を含め初期投資が必要なことから、地域の有力建材販売店が多かったが、最近は大型工事店、構造材プレカット工場にも採用いただいている。

導入の背景には、職人不足への対応、安定した品質の外装工事などがあり、新しい戦略として他社との差別化を図る目的もあるようだ。ものづくり補助金を活用するところもある。

-2017年2月21日(火)日刊木材新聞-

 

4.導入されている場所は?

上図にあるように、導入企業は全国に広がっています。検討中の方は、お近くの採用企業があれば話を聞きに行ってみられるのもいいかもしれません。

地域によっては、ユーザーと導入検討企業が介して勉強会を開催したところもあります。詳しくは、富国物産株式会社へお問い合わせください。本記事最下部に、連絡先を記載しています。

 

5.他システムとの比較

サイディングをプレカットする、ということ自体がまだまだ普及途上ですが、その中でもシステムを作ってプレカットを行っている会社があります。

それらの会社のシステムと、富国物産株式会社の『FB システム デジタル』を比較したのが上記の図です。関わる人の数、必要な時間がどれだけ削減できるのかが一目瞭然です。

プレカットをせず、サイディング材を、1枚1枚現場で加工している方にとっては、時間とコストの大幅削減以外にも、粉塵や騒音がなく、加工作業の負担がなくなります。

 

6.事例

株式会社ティー・エイチ・アイは、茨城県かすみがうら市で在来住宅用木材プレカットを手掛けている会社ですが、2017年4月から、埼玉県入間群に工場を確保して、本システムによるサイディング・プレカット事業を開始します。

株式会社ティー・エイチ・アイ
http://www.t-h-i.co.jp/

2017年3月8日(水)付けの日刊木材新聞に、本件に関する記事が掲載されています。記事は、こちらからダウンロードいただけます。

 

本システムの全体像は、下記動画をご覧ください。

システムの詳細については、下記へお問い合わせください。

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富国物産株式会社 外装部
〒381-0003長野市大字穂保字中ノ配348 – 5
TEL (026)251-3377
http://www.fukoku-net.co.jp/business_domain/siding.html

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3D Distoって、どこで使われている?

レーザー測定器 Leica 3D Distoは、類似品がない機器のため、購入を検討しているユーザーだけでなく、取扱代理店・商社の営業担当者からも、問い合わせが入ります。

「3D Distoって、どんな所で使われているんですか?」

日本では、建築関係での実績だけでなく、それと並んで多いのが、製造業からの引き合いです。下記に詳しくご紹介します。

 

1)工場

「製造したものが、設計通りにできているのか?」

これを確認するための測定ツールとして、多くの工場で3D Distoが採用されています。

製造途中での経過測定、完成後の検査など、メーカーであれば厳密に試験した後で出荷してています。どのような測定方法であれ、長らく採用されてきて、品質も確保されているやり方がそれぞれの工場であると思いますが、

「測定データを残したい」
「作業効率を上げたい」
「3次元の位置関係はどうしてもメジャーでは限界がある」

といった理由で、3D Distoでできないのか?と相談があります。カーブがある素材や、円形のもの、板など、測る対象物は様々です。

多くはまず、品質管理担当者から弊社に問い合わせがあります。

ハンディタイプのレーザー距離計 DISTOシリーズをご使用の工場も多いため、「DISTO S910で、mm単位の測定ができますか?」と聞かれることもあります。

精度や測定範囲、場所などを聞いたうえで、3D Distoが適切であることを伝え、どう使うのか、ということをご紹介しています。

 

2)設計事務所・工務店

設計事務所や工務店での用途は、リノベーションやリフォーム前の現地調査です。まさに3D Distoの開発段階から想定されていたユーザーです。

3D Distoは、測定結果が3D CADデータになりますので、測定と同時に概略のCAD図ができあがります。

現地での測定から行っている設計事務所で、採用されています。

 

3)建設会社・設備会社

建設会社といっても日本の場合は幅広いですが、ゼネコンから小規模も建設会社まで、広く採用されています。

規模が大きい建設会社の場合は、一部分の測定やモニタリングセンサーとして、小規模の建設会社は、設計事務所と同様の用途で使われています。

空調関連の設備を取扱う会社では、それらの納入前に現地を測定したり、施工の際の位置だし(墨出し)に使われたりしています。

 

4)建設資材メーカー / 商社

住宅や建造物に使われている建築資材を製造するメーカーやそれらの資材を取扱う商社では、素材の設置(施工)前の現地調査ツールとして、3D Distoが使われています。

サイディング・プレカットのための測定が、一例です。

 

5)研究機関

これから世に出る製品のために、研究開発をしている機関でも3D Distoが使われています。新しいアイディアを実現するため、試作品を測定するためなど、用途は様々ですが、大企業のR&D部門、独立した研究機関などで採用されています。

 

6)その他

上記の大枠に当てはまらない、大学や企業も数多くあります。思いもよらない会社から問い合わせがあったり、そんな所も測るんですか?という驚きの事例もあります。

 

いかがでしたでしょうか。今後は、動画や写真を交えて事例の紹介を行っていく予定です。

3D Distoって、どんな製品?

ライカ レーザー距離計シリーズの中の最高峰『3D Disto』。ハンディタイプではないため、ご存知の方は少ないかもしれませんが、WindowsからWiFiで本体をコントロールする、3次元のレーザー測定器です。

『3D Distoって、どんな製品ですか?』

と聞かれた時、このページを見ていただければ概要が分かるようになっています。

下記内容で図解していますので、比較・検討の参考にしてみてください。

  • 3D Distoとは?
  • コンセプト
  • 何ができる?
  • 本体
  • 精度は?仕様は?
  • 使われている場所は?
  • どうやって使う?

 

3D Distoのコンセプト

3D空間を測る機器はどんどん増え、多様化しています。写真測量、レーザースキャナー、トータルステーションなどなど。それぞれ特長がありますが、3D Distoのコンセプトは3つです。

  1. 10mで±1.0mmの高精度測定
  2. 測定結果のデータ化によるワークフローの短縮
  3. 誰でも簡単に使える

3D Distoの値段は、何百万、何千万という単位ではありません。そのため企業であれば、現在の担当者が使用でき、日々の作業の生産性を上げられるなら、導入しようという流れになる場合がほとんどです。

 

機能

機能は、大きく分けると3つに集約されます。

  1. 測定
  2. 墨出し
  3. データ保存・出力

「測定」のなかに、3D Disto本体の位置を変えて、隣の部屋や廊下などを連続的に測定し、データを合致させることができる「リロケーション」という機能があります。

「墨出し」では、設計データをインポートして、レーザー照射する方法と、一定間隔の格子状、網目状にレーザー照射していく方法の2つがあります。

 

本体のしくみ

3D Distoは、モーターが内蔵されています。Windowsソフトウェアから本体を操作することで、本体が水平方向に360°回転します。

また、カメラとレーザー距離計が搭載されいている中央部も、250°の範囲で動きます。

本体は床に置くか、三脚取付け後に電源を入れると、自動で水平になるように調整されます。”整準” と言いますが、この整準が完了すると、測定開始です。

 

精度と仕様

3D Distoの精度は、3次元空間で2点間距離を測った場合、10mで±1.0mmです。測定範囲は最大50mですが、外で測る場合は太陽光の影響により、20m前後が目安です。

カタログのダウンロード、詳細な仕様は下記の弊社HPよりご覧ください。

弊社HP:3D Disto 製品ページ

 

3D Distoは、どういう所で使われているのか、どのように使うのかについては、いくつが記事を書いていますので、ご覧ください。今後、さらに充実させていく予定です。

 

『こんな風に使いたいんだけど…』
『こういう場合は、測定可能か?』

など、用途を教えていただければ、適切な機能や使い方を含めご案内いたします。ページ上部のお問合せページより、お気軽にメールください。

お待ちしております。