リノベーションの現地調査 ~3D Disto編 その1~

改装 / リノベーション時の現地調査に役立つ3次元レーザー測定器 「Leica 3D Disto」。測定結果がCAD形式で出力できるため、図面化の労力を大幅に削減できます。

今回は、弊社のエントランスホール改装のための調査という設定で、3D Distoを使った3次元測定をしてみます。
凹凸のある壁、天井の段差、ソファや傘立てで角が見えない場所、床には若干の高低差など、小さいスペースですが、細やかな現地調査が必要です。
ページ最下部には、測定状況の動画がありますので、あわせてご覧ください。

3D Disto

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1.セットアップ


まず、3D Disto本体を床に置き、ソフトウェアを起動します。
置く場所は、ソファ前です。一度で測定できない場合は、本体の場所を変え、測定を継続することができますが、できれば1回で済ませたいですよね。
今回の設置場所のポイントは、下記2点です。

・動かせないソファの下にレーザーが届くこと (ソファの脚にレーザーが当たらない場所)
・天井の高低差が測れること

 3D Disto レーザー測定器

3D Disto レーザー測定器

§ ポイント
・ 1回で測定完了できる場所がないか、探すこと!
・ 本体を移動する場合は、できるだけ回数が少なくなる場所はどこか、考えること!

 

置く場所が決まったら、本体の電源を入れます。
起動したソフトウェアから、本体とのWLAN接続を済ませておきます。

 

 

2.測定


2-1.天井か床を、まず測定

今回は、向かって左の壁の天井から測定を始めます。
測定した点は、順に線で結ばれていきます。線が不要な場合は、そのように設定可能です。削除も簡単です。

測定の様子は、ぜひページ下部の動画をご覧ください。

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§ ポイント
・ 天井か床、どちらかをまず1周測定すること!
・ ファインダーをロックモードにすると、測定に集中できます!

2-2.次は、反対を測定

続いて床を測定します。天井と同様、角を順に測定していきます。

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2-3.編集 ~見えない点を作る~

スケルトンでない限り、角にモノがあり測定できないことは往々にしてあります。
その際、最も活躍するのが下記図の機能です。

 

CADツールの “垂直交差”

図の左下、角にモノがあり、青い点が測定できません。そのため、線分1-2と点3を使って、青い点を作成します。角は、90°であるという前提です。

線を選択して長押しし、CADツールを開きます。
“垂直交差”を選び、点を選びます。
そして、チェックボタンを押すと、点が作成されます。

3D Disto_CADツール

この手順を念頭に測定を進めることができたら、あなたも3D Disto上級者です!
CADツールは7種類あります。詳細は、こちらの動画資料をご覧ください。

 

オフセット・ツール

CADツールに加えてもう一つ、見えない点を測定する方法があります。

オフセット・ツールです。下記写真のように、同梱のオフセット・ルーラーを使ってもいいですし、お手持ちの棒でも代替できます。
3D Disto

これを使うには、ファインダー画面の右側、人が棒を持っているボタンを選択します。そして、3種類の中からオフセット方法を選びます。オフセット・ルーラーを使う場合は左、お手持ちの棒の場合は左2つのどちらかです。

 

3.保存&出力


測定結果は、こまめに保存してください。PCか本体に予期せぬ不具合が起きた際、データが保存されていないとそれまでの測定が台無しになります…!

 

保存方法はPCと同様、”名前を付けて保存” です。

§ ポイント
・ こまめに保存すること!

 

字幕解説付き動画も、あわせてご覧ください。
約20分と長めですが、測定のイメージを持っていただけると思います!