屋外測定のための光学式ファインダーとデジタルファインダーの違い

屋外測定時には、「レーザードットの視認はほぼできません。」

数メートルであれば、見えるかもしれませんが、実際には視認することはほぼ不可能です。

Facade

ライカ ジオシステムズのレーザー距離計 Leica DISTOは、外付けの望遠鏡式ファインダー(2倍ズーム)を開発し、それによって屋外測距のレーザーの視認性を少しでも解決してきました。

この外付け望遠鏡式ファインダーのレンズの品質はとても高く、使用されるエンドユーザーからの評価は非常に高く、実際に販売数も多くありました。

しかし、外付けであるため、レーザードットと望遠鏡の「視差」を測定前にする必要があり、また、落下による高額な望遠鏡式ファインダーの破損など問題がありました。

※この「視差」は、現在のD510やD810 touchでも短距離では発生しますが、20mくらいでは照準があうように設定されています。

 

2002年 光学式ファインダー (2倍)

技術の革新により、製品サイズの縮小が促進されてきたため、望遠鏡を本体に組み込むことが可能になりました。これが、2002年にはじめて内蔵された「光学式ファインダー」です。

外付け望遠鏡の時の問題であった落下による望遠鏡の破損を防ぐことは可能になりましたが、操作性には問題がありました。本体側面からファインダーを覗き、レーザーの照射位置を見る必要がありますが、ボタン操作が困難になってしまいました。

また、低い位置での測定は、下の写真のようにしゃがんでファインダーを使う必要があり、使い勝手に大きな問題がありました。

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光学式ファインダーのレンズの品質の向上を図り、レーザー照射位置の視認性は大幅に上がりましたが、やはり、操作性の問題は抱えたままでした。

その後、Leica DISTO A8を発表し、本モデルは「デジタルファインダー」内蔵でしたが、画面の表示自体はまだ過渡期という状態でした。そこから、ファインダーの概念を一気に変えたのが、Leica DISTO D5です。

 

2009年 カラー デジタル ポイント ファインダー (4倍)

カラー画面をはじめて採用しただけでなく、操作性が大幅に変わりました。上の写真のように使用することはなくなり、画面を見ながらボタン操作が行えるようになりました。