D810 touch

DISTO S910とD810 touchの違いは?~2機種の比較~

ライカ レーザー距離計DISTO S910と DISTO D810 touch。ともにDISTOシリーズの中では価格が高いモデルで、見た目もほとんど同じなため、どう違うの?というお問合せをよくいただきます。

下記テーマで、図解してみました。図の後には解説もしていますので、比較・検討の参考にしてみてください。

画像のPDF版は、こちらからダウンロードできます。

では、一つずつ詳しく解説していきます。

S910の圧倒的な違い

レーザーが当たりさえすれば、どんな長さでも、どこからでも距離を測定できる。3次元空間の位置関係を記録し、CADデータ(DXF)として出力したり、WLANでリアルタイムにWindowsデバイスへ座標を送ったりできる。

これが、S910とD810 touch の圧倒的な違いです。

1.どこでも、どこからでも測定

“レーザーが当たれば、どこでも、どこからでも測定” というイメージは、下記図をご覧ください。

DISTO D810 touchをはじめ、その他のレーザー距離計DISTOシリーズは、下記図の通り、対象物の正面に立って測定することが必要です。理由は、三平方の定理を使って距離のみ、または距離とと傾斜角 / 写真から、長さを計算しているからです。

詳しくは、『DISTO S910のユニークさ -他レーザー距離計との違い』をご覧ください。

 

2.座標値をWLANで送る

S910が3次元空間を測定できるのは、測定した点を座標情報としてとらえているからです。これは従来、”トータルステーション” や “光波” と呼ばれる測量機しかできなかったことです!

測量機レベルのmm単位の精度ではなく、概算の情報が欲しい、という方にピッタリの製品です。ただ、誰でも簡単に使えることも、大きな特長の一つなので、”座標” はS910画面には出てきません。

PCとWLANで接続し、専用ソフトウェア『disto transfer』を使うと、リアルタイムで座標情報が得られます。

詳しくは、『Windowsへレーザー距離計の値を送る』の後半、WLANの部分をご覧ください。

※ mm単位の精度が欲しいけれども、測量機を三脚に立てて使うのはちょっと…という方は、Leica 3D Distoをご検討ください。『リノベーションの現地調査~3D Disto 編 その1~』

 

3.DXF形式での出力

「測定結果は、どうされるのですか?」と聞くと、「図面にします」という方向けの機能です。S910は、測定結果をDXF形式で出力できるため、CADソフトウェアで活用することができます。

3次元のDXFデータで、測定順に線が引かれたデータになっています。

詳しくは、下記動画をご覧ください。

『【詳細解説編】戸建住宅・木造家屋をレーザーで測る!DXFデータで出力!3次元レーザー距離計 Leica DISTO S910 パッケージ 』

 

S910は、D810をすべて網羅

D810 touchにある機能は、S910にもすべてあります。下記図のようなイメージです。

機能ごとのグループ化

レーザー距離計 Leica DISTOシリーズのラインナップを、機能ごとにグルーピングすると、大きく3つに分けられます。

  1.  室内モデル
  2.  屋内外モデル
  3.  屋内外3次元測定モデル

 

S910とD810 touchの同じところ

サイズはほとんど同じで、両機種ともタッチパネル式です。三脚、アダプターがセットになったパッケージとしての販売も行っています。

DISTO D810 touchパッケージの同梱物です。

充電式は、電池がないと測定できないから心配…という声がありますが、昨年のアップデートにより、充電しながらでも使用できるようになりました。寿命も、稼働時間も長いリチウムイオン充電池を搭載しています。

『DISTO D810 / S910  充電中も測定可能に!ソフトウェアの大幅アップデート』

 

選び方のポイント

結局、自分にはどちらがいいのか、選び方のポイントをお伝えします。

S910がおススメの方

  • 1か所から様々な場所を測りたい
  • 幅を測りたいが、正面に立てない
    (詳しくは上記「S910の圧倒的な違い」をご覧ください!)
  • 3次元空間にあるものの位置関係を把握したい
  • 測定結果をCADにする
  • おおよその座標情報を知りたい

D810 touchがおススメの方

  • 横幅を知りたい
  • ビルや電線などの高さを測りたい
  • 斜めの場所や土地の高低差を測りたい
  • 外で50m以上の長距離を測りたい
  • 自社開発したアプリに測定値を飛ばしたい

 

下記の情報がわかれば、どちらがあなたに適しているのか、お奨めはどちらなのか、自ずと決まってきます。お問合せページよりご連絡いただけましたら、適切な機種をご紹介いたします。

「こういう場合でも測れますか?」という内容でも構いません。お気軽にご相談ください。

  1.  測定したいものは何か?(建物、板、設計物など)
  2.  どんな情報が欲しいのか?(高さ、幅、位置関係など)
  3.  取得した情報をどう活用するのか?(メモする、データとして記録など)
  4.  測定距離はどれくらいか?(数m、20~30mなど)
  5.  求める精度は?(cm単位、mm単位など)

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