選び方

レーザー距離計の選び方 ~ 比較のポイント ~

「レーザー距離計」と検索すると、1万円前後の機種が写真入りで出てきたり、様々な会社が広告を出したりしています。初めて購入される方は、どれを選べばいいんだろう…と迷ってしまいますよね。

レーザー距離計とは、レーザーが当たったところまでの距離を、瞬時に測定する計測器です。建設、設計、土木業界をはじめ、製造業の品質管理や開発部門、施設管理業、鉄道業、運輸業、不動産業、大学、研究機関などの多岐にわたる業界で、屋内外の測定ツールとして使われています。

このページでは、ライカのレーザー距離計 DISTO (ディスト) シリーズを使って、最適な機種の選び方、比較検討するポイントをお伝えします。

※ゴルフ用や1000m前後の長距離測定用レーザー距離計は対象としていません。それらをお探しの方には参考になりませんので、あらかじめご了承ください。

 

レーザー距離計の選び方

建物の中、外、どこで使うのか、何を測って、得た情報をどのように使うのかによって、あなたにとっての最適な機種が変わります。
下記5つの項目に沿って、解説していきます。

  1. 使う場所は、室内?外? (これが最も大事!)
  2. 何を測るのか、欲しい情報は?( 直線距離、高さなど)
  3. スマホや、Windowsに記録する
  4. 測定範囲、何mなら十分?
  5. 精度は、どのメーカーが正確?

 

1.使う場所

室内のみで使うのか、外でも使うのか。機種選択を行う上で、最重要ポイントです。

下記のラインナップ一覧をご覧ください。X310とD510の間の太い線が、室内モデル、屋外対応モデルを分ける大きな境界線です。

違いは、デジタルポイントファインダー の有無です。価格帯も大きく異なります。distoシリーズ ラインナップ外では、太陽光の影響でレーザー距離計の赤い点が見えません。太陽光は、私たちが考える以上に明るいのです。そのため、レーザーを見るのではなく、モニターのようなデジタルポイントファインダーを通して測定場所を見て、狙いを定めます。

外で測ることがあるのに、安いから….という理由で1万円前後の製品を購入された場合は、測定できず、今までの方法を続けることになってしまいます。日中の屋外では、1m先でもレーザーは見えませんので…

デジタルポイントファインダーは、こんな感じです。disto-d510_ファインダー_ライカ レーザー距離計

他社メーカーと比較した場合のライカ製品の特長は、本ページの後半に記載しています。あわせてご覧ください。

 

2.何を測るのか、欲しい情報は?

ライカのレーザー距離計は、直線距離、平米計算といったスタンダードな用途に加え、高低差、横幅、高さ、2点間距離も測ることができます。そんなこともできるの?!と驚かれるかもしれません。

disto_function

最もスタンダードな使い方、直線距離測定。
この機能だけでいいという方は、

壁や床の面積計算もあったらいいな、という方は、DISTO D1 以外のモデルをお選びください。

柱の部分を引きたいんだけど…という方は、足し算・引き算機能があるDISTO D2以上がお奨めです。

 

水平距離測定

disto-smart-horizontal-水平距離

  • 間にモノがあって、奥までの長さが測れない

というときに活躍する機能です。傾斜センサーと斜距離を使って、水平距離を算出します。詳しくは、『水平距離測定とは?』をご覧ください。

対応機種: DISTO X310DISTO D510DISTO D810 touchDISTO S9103D Disto

 

高低差測定

DISTO height profile 高低差_高さプロファイル

高さの基準を決めて、最初に測定すると、それ以降の測定はすべて基準からの高低差を表示します。測りたい高さが一直線上にない場合でも、この機能を使えば測定できます。詳しくは、『高さプロファイル測定とは?』をご覧ください。

対応機種: DISTO D510DISTO D810 touchDISTO S9103D Disto

 

横幅・面積測定

写真のピクセルと対象物までの距離から、横幅や面積を算出します。ピタゴラス測定に代わる、画期的な横幅測定の方法です。同じ要領で、面積や円柱の直径も測定できます。詳しくは、『写真を使った測定とは?』をご覧ください。

対応機種: DISTO D810 touchDISTO S910

 

2点間距離測定

disto-s910_2点間距離

レーザーが当たるところなら、どこでも測ります。離れた所からの2点間距離、部屋の形状、立体的なものの位置関係などを簡単にデータ化することができます。ピタゴラス機能とは一線を画す、画期的な機能です。

対応機種:DISTO S9103D Disto

 

位置だし / 墨だし

3D Disto_墨だし

天井への一定間隔の墨出し、床や壁へ設計したデータをインポートして位置だし、ということができます。

対応機種:3D Disto

 

3.スマホやWindowsに記録

レーザー距離計で測った値は、紙にメモ。多くの方が、このようにお使いだと思います。

スマートフォンやタブレットが普及し、多くの方が仕事でもプライベートでも使うようになった今、ライカのレーザー距離計 DISTO (ディスト) シリーズも時代に合わせて進化しています。

disto-d510_app_ライカ レーザー距離計

 

3-1.  スマホと使う

みなさんは現場調査の際、写真を撮影されますか?その写真の上に、測った値が入って一体のメモになる無料アプリがあります。

  • 『Leica DISTO sketch』 (ライカ ディスト スケッチ)紙にスケッチする様に、スマートフォンやタブレット上で、測定値入りのデジタルメモが作れます。
    アプリ_app
  • Bluetooth付きのレーザー距離計を使う

    一度接続してしまえば、測定と同時に数値がアプリに入ってきます。その値を、写真の上に引いた線上にスライドさせると、写真メモの完成です!
  • 現場の状況を一目で伝える

    数値入りの写真メモは、現場の状況を一目で伝えることができます。作業進捗を報告するために、現場と事務所をつなぐツールとして使ってみてはいかがでしょうか?作成した本人も、見返した時にイメージが連想されるので、設計作業や数値確認の際にもぴったりです。

disto sketch app_アプリ

このアプリは、iOS (iPhone / iPad)、Androidで使えます。バージョンなどの詳しい仕様は、『アプリDISTO sketch が使えるデバイス & アプリ対応機種』をご覧ください。

『Leica DISTO sketch』以外にも、アプリがあります。『レーザー距離計Leica DISTO が使えるアプリ 3選』に動画を交えて紹介しております。

自社開発のアプリに測定値を飛ばしたい、という方は『iPadのメモ帳アプリに測定値をBluetooth転送!』をご覧ください。

 

3-2. Windows に測定値を送る

ライカ ディストシリーズでは、BluetoothやWLANを使って、測定値をWindowsデバイスへ送ることができます。下記が体系図です、詳細は、こちらの記事をご覧ください。

wlan

4.測定範囲

他のレーザー距離計比較サイトでは、選択基準の上位に挙げられている測定範囲。ライカ ディストも、上位機種になるにつれて測定範囲が長くなっていきますが、実際に100m、200m測る方がいるから、そうしている訳ではありません。

  • 測定範囲は、測定能力。

短い距離を高精度で測るために、あえて長めの距離を設定しています。たとえば、100mの測定範囲をもつDISTO D2。

「100m測れます!」というより、
「短い距離でも確実に、安定して、高い精度の測定をし続けます!」

ということです。(もちろん、DISTO D2は100m測れます。)

皆さんが機種をお選びになる場合、数10mの短距離ならば、あまり測定範囲を気にしなくても良いということになります。室内外ともに、70-80mを超える長距離ならば、測定可否や精度が関わってきます。測定範囲とその条件を確認の上、判断されることをお奨めします。

 

5.精度

レーザー距離計を始めて購入される方にとっては、

「本当にちゃんと測れるの?」
「±2mm、±1mmって本当?」

というところが、最も気になる所ではないかと思います。内装業の展示即売会などでお客様の声を聞くと、

「最初はレーザー距離計で測った後、コンベックスで測って確認するが、何度かやって合ってることが分かったら、普通に使うようになる」

と言われます。ただこれは、”ライカのレーザー距離計” の場合ですが!

現在は、1万円以下のレーザー距離計が多く販売されています。Amazonをはじめ、測定工具のWebショップでも、多数取り扱いがあり、多くが中国や台湾製です。レビューを見ると、使えるという一方で、誤差が大きいという表示も見受けられます。

精度が正しいかどうかの判断基準は、2つです。

  • 何を基準に、精度○○mmと表記しているのか?

もとになる基準がない、もしくはあいまいな自社基準だとすると、何をもって精度が正しいと言えるのでしょうか。レーザー距離計の精度に関する唯一の国際規格が、『ISO 16331-1』です。これに適合しているかどうかが、判断基準です。

  • 何mで何mmの精度なのか?

2mで±2mmなのか、10mで±2mmなのかによって、測定距離が長くなった時の誤差が大きく変わってきます。カタログには表記されていない場合は、マニュアルで確かめてください。

レーザー距離計、どのメーカーが正確?

 

レーザー距離計の選び方:まとめ

まずは、外で使うことがあるのか、室内のみなのかがポイントです。外で使うことが多い、外でも室内でも両方使う、という方は、下記より屋外モデルの詳細をご覧ください。

屋外用レーザー距離計の選び方

室内でしか使わない!という方は、下記をご覧ください。

室内用レーザー距離計の選び方

弊社では、随時お問い合わせを受け付けております。どのモデルが最適なのか、よくわからないという方は、用途とともに、お問い合わせページよりメールをお願いいたします。

 

ライカのレーザー距離計

様々なメーカーがある中で、なぜライカのレーザー距離計が良いのか、少しお話いたします。

Leica DISTO (ライカ ディスト) は、1993年に発売して以来、20年以上の歴史があります。その間、ライカ ジオシステムズは、一貫してレーザー距離計市場を牽引するフロントランナーであり続けています。細かな点は多々ありますが、下記3つが大きな特長です。

  • 正しい測定値
  • 保証期間が長い
  • 常に革新的な製品ラインナップ

 

1. 正しい測定値

正しく測ること。測量機器を扱うグローバルメーカーとして、”常に、正しい結果を出すこと” は企業の根幹です。測量機器で測られた現場が、地図となり、地形の基準となっていくためです。

“測量機” メーカーとしては、200年の歴史があるため、精度に関しては、非常にシビアです。そのスピリットはレーザー距離計にも多分に発揮されており、出荷前の全点検査、その結果を精度証明書として同封するということも実施しております。

ただ一方で、何をもって正しいとするかは、ユーザーにとっては分かりづらいものでもあります。カタログに「精度±1.5mm」と書いてあれば、そう思いますし、それを厳密に確認する方法はない場合がほとんどだと思います。

レーザー距離計は、メジャーでいうJIS1級、2級のような規格が長らくありませんでした。模倣品・粗悪品が市場にあふれる中で、明確な基準をもとに比較ができるよう規定されたのが、『国際規格 ISO 16331-1』です。

現在販売しているライカ ディストシリーズは、本規格に適合しています。あなたのレーザー距離計は、ISO適合製品でしょうか?disto_test1

 

2. 保証期間が長い

ご購入日から2年間、Webにて保証延長いただいた方は3年間、製品を保証します。この間に、製品に起因する不具合が発生した場合、無償で新品製品に交換します。

正確であることはもちろん、製品自体の品質の高さに裏打ちされたアフターサービスです。詳しくは、こちらをご覧ください。disto_test2

 

3. 常に革新的な製品ラインナップ

イノヴェ―ティブであり続けること。この “あり続けること” が、ライカを支えています。

レーザー距離計という製品を生み出したことに始まり、時代の一歩先を見据えてデータ通信、傾斜センサー、ファインダー機能を次々と開発し、2015年には満を持して、座標を取得できるレーザー距離計DISTO S910もリリースしました。

現在は、スマホやタブレットの普及にともない、アプリを使って写真に測定値を記録する方法や、Windowsソフトウェアを活用したデータ転送やモニタリングについても積極的に行っています。

他社からは真似される側であるとともに、それすらも及ばない高みを築いています。disto-innovative

ライカのレーザー距離計 DISTOシリーズの最新ラインナップは、こちらをご覧ください。

 

(※レーザーの安全性に関し、経済産業省から通達が出ています。法律に準拠したPSC対応製品をお選びください。)

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