精度証明書には、何が書いてある?

ライカのレーザー距離計 DISTOシリーズは、全製品に精度証明書「Calibration Certificate Silver」が同封されています。DISTOシリーズは、工場出荷前に、全製品の精度試験をしており、その結果を記録したものが精度証明書です。

精度証明書-calibration-certificate英文のため、記載内容の問い合わせが時々あります。
下記を参考にしてください。官公庁その他へのドキュメントとしても、英文のままご利用いただけます。

まずは、前半部分です。

calibration-certificate-精度証明書1

① タイトル

「ライカ ジオシステムズが定める精度証明書 シルバー」

弊社では、精度証明書について、4つの体系で運用しています。レーザー距離計 DISTOシリーズは、”Silver (シルバー)” に該当します。 4体系-calibration-certificate

Blue:
メーカーが定める手続きに基づき、個々の製品を検査し、仕様が満たされていることを証明。

Bronze:
Blueの内容に加え、標準偏差を記載。

Silver:
メーカーが定める基準に基づき、また、テストの手順が国家基準あるいは認証済みの手順までのトレーサビリティがとれていることを証明。加えて、計測レポートと標準偏差を記載。

Gold:
国際的に知られている認定校正検査機関により発行され、テストの結果は国家基準へダイレクトにトレーサビリティがとれていることを証明。また、詳細な計測レポートと共に計測値の不確かさを記載。

② 製品情報

製品を特定する情報が記載されています。

Product: 製品名
Serial No. / Certificate no.: シリアル番号/証明書番号
Artical No.: 品番
Inspection Date: 検査日

 

③ コンプライアンス / 証明

ここには、トレーサビリティが確保されていることと、製品は仕様を満たしていることが記載されています。

 

後半部分です。

精度証明書-2-calibration-certificate

④ 試験の基準とした機器名

精度試験に使用した機器の名称が記載されています。

“Distance” には、距離測定の機器が書かれています。傾斜センサー搭載モデルは、その下に “Inclination” とあり、傾斜角測定の機器が記されています。

 

⑤ 試験結果

上記機器で検査した結果を、表にまとめています。上段は距離、下段は傾斜角です。

上段の “Distance” (距離) は、基準値を変えて、4つの長さを測定した結果を記しています。
distance-calibration-certificate

Reference Value (m): 基準値
Calibration Value (m): 測定値
Deviation (mm): 基準との差
*統計上の信頼レベルは、標準偏差の2倍、温度23℃(±3℃)、ターゲットプレート: アルベド1

 

下段の “Inclination” (傾斜角) も同様に、基準値を変えて、4つの角度を測定した結果を記しています。傾斜センサー搭載モデルのみ記載されています。
inclination-calibration-certificate

Reference Value (°): 基準値
Calibration Value (°): 測定値
Deviation (°): 基準との差
*統計上の信頼レベルは、標準偏差の2倍、温度23℃(±3℃)

 

⑥ 署名

ライカ ジオシステムズ スイス本社 (Leica Geosystems AG ) の事業部責任者、および品質管理責任者の署名と、ISO 9001 / 14001 の証明印です。

IQNet:
http://leica-geosystems.com/about-us/compliance-standards/iso9001-14001-certificates

SQS:
http://www.sqs.ch/en

※記載事項は、予告なく変更になる場合があります。