チルト(傾斜)センサーとは?

ライカのレーザー距離計 DISTOシリーズには、傾斜(チルト)センサー搭載モデルがあります。製品仕様には、「チルトセンサー範囲: 360°」「傾きの測定: 範囲360°」と明記されている機能ですが、これはなんのために、あるのでしょうか?

 

チルト(傾斜)センサーって何?

“チルト” とは傾斜角のことを指し、下図でいうとαの部分です。
%e5%82%be%e6%96%9c%e8%a7%92チルトセンサーは、傾斜角を検知し、画面に数値でデジタル表示します。

傾斜角の画面表示

 

何のためにある?

床に置いて水平かどうかを確認する、傾斜面に本体を置き、傾斜角がどれだけか確認する、という使い方はもちろんありますが、

2016-09-29___16-48-31 X310 stairs inclination over the head

それよりはるかにニーズが高いのは、”離れた場所から” 高さ、水平距離、幅などを算出したい、という使い方です。

傾斜角がわかれば、対象物までの斜距離とあわせて、ピタゴラスの定理(三平方の定理)からそれらの値が計算できます。

ピタゴラス

 

どう使う?

では、主な使い方をご紹介します。

1.水平距離を測る

測りたい場所の間に、障害物があって直線距離が測れない…という場合でも、斜めをピッと1回測るだけで、水平距離がわかります。

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詳しい使い方は、こちらをご覧ください。
水平距離測定とは? ライカ レーザー距離計

 

2.高さを測る

建物の高さ、木の高さ、看板や窓の高さなどを、ピッピッと2回の測定で算出します。

disto_高さトラッキング

詳しい使い方は、こちらをご覧ください。
高さトラッキング機能とは?- ライカ レーザー距離計

 

3.幅を測る

横幅を簡単に測りたい、という長年のニーズに応えるユニークな機能です。写真のピクセルと、対象物間までの直線距離から、幅を算出します。D810_TOUCH_KEYVISUAL_2

詳しい使い方は、こちらの動画をご覧ください。

こちらの記事も合わせてご覧ください。
ライカ レーザー距離計: 進化の歴史は、幅測定の歴史

 

4.高低差を測る

高さの違いを測りたいとき、基準を1か所測定すると、その位置からの高低差を算出します。
D810_TOUCH_HEIGHT_PROFILE_V1

詳しい使い方は、こちらをご覧ください。
ハイト・プロファイル機能とは?レーザーで高低差・高さ測定